完成 エレアコチャランゴ
依頼をしていたエレアコチャランゴが完成した。
Fishman Prefix Pro Blendを搭載している。
このシステムを積んだcharangoを僕は他に知らない。
(どこかにあるんだろうけど、検索しても出てきません)
前にも少し書いたけど、このシステムは通常のエレアコ楽器に
よく使われる振動を拾う棒(ピエゾ)の他に
内部に付けられたコンデンサマイクも使用して音を拾う。
2つの入力をブレンドして出力出来るのです。
ピエゾを使ったシステムでよく言われるのが
「音がカリカリしている」ということ。
単純に「振動を拾う」構造なため
あまりにも生音とかけ離れた音質になってしまいます。
そのまま出力するにはひどいことが多いため
多くの人はエフェクターを挟んで音を加工します。
一方のコンデンサマイクですが、これは振動ではなく「音」を拾います。
楽器の鳴りを忠実に再現してくれるのです。
しかし、コンデンサマイクを楽器の内部に入れた場合、
ハウリングを起こしてしまいやすいのです。
逆にピエゾはハウリングが起きにくいです。
Fishman Prefix Pro Blendではこの2つの入力をブレンドしてくれます。
ブレンドする割合もつまみ1つで選べるから、
なるべく生に近い音でかつハウリングを起こさないように調整することが出来ます。
2つのシステムの良いところ悪いところを補い合い、
新しい音、新しい演奏スタイルを作り出せます。
うーん。新しいね。ミーハーだね。オタクかね。そうかもね。
もちろん、電気化した時点で生音とは違います。
間に挟む機械やコードの性能によって音も変わるでしょう。
生に近い音を出しつつ、ライブで動き回りたい人のために。
システムを買ったのはここ↓
<Shorelin Musicに飛びます>
1ドル113円位の時に関税含めて36000円でした。
いまはもう少し安く買えるでしょう。
取り付けてくれた工房はここ↓
<Yoshida弦楽器工房に飛びます>
以前に同じチャランゴをエレアコ化(ピエゾ)してくれたり、
ボディに大穴を空けたのを修理してくれたことがあり、同じ所にしました。
値段は少ししますが、楽器ケースに収まるように取り付けてくれたり、
コンデンサマイクの位置を調整してくれたりしました。良かったです。
吉田さんもお話好きな方で気楽に相談できます。
魚男。下の右端がブレンドのつまみ。
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