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2008年4月

静かな幸せ

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友人の結婚式に招かれた。
新郎新婦は音楽サークルの同期である。
僕も一緒に演奏したこともある音楽仲間だ。

今ではもう昔のことだが、他の大学との交流会みたいなものがあって
大学の違う二人はそこで知り合った。
新婦と僕は同じグループに属していて、サポートギターとして呼んだのが新郎。
…だった気がする。(違ってたら言ってね)
僕の記憶が不鮮明だけれど、なんとなく自然に出会い、
いろいろあって、結婚することになったんだと思う。

何だかまるで無関心のような書き方になってしまったけれど、
そうではなくて、それらの出来事すべてが自然だったということ。
二人が付き合い始めたとき、仲間たちも特に驚きはせず、
ああ、あの二人がね、なるほどね、と、ごく自然に受け入れていた。
二人は穏やかで、いつもまわりに緩やかなテンポを生み出していた。

穏やかな二人に招かれた客は、やっぱりみんな穏やかそうだった。
時間が来たと外に呼ばれ、新郎新婦の登場を椅子に座って待った。
空は若干雲がかかっている。

新郎新婦の登場と同時に、うす曇りの空から光が差し込んできた。
木々に囲まれた会場は、明るい緑に包まれる。
風はないが、心地よい春の香りがする。
やさしい空気が辺り一面に広がり、二人を祝福した。
僕も拍手をし、おめでとうと言った。

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気になる人

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そういえば12日のトークライブ、告知によるとゲストが来るとの事で、
チケットに「気になるゲスト」と書いてありました。

欲深くて楽観的な僕は、ヨシナガさんつながりで宇多田さん来ないかなとか、
飯野さんつながりで坂本龍一さん来ないかなとか、
入場料(2000円)にまるで見合わない希望を抱いていました。
しかし、ゲストを紹介する段になり飯野さんが口にしたのは、
「最近YMOが復活しましたね…」

うわ!坂本さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

「来るわけないでしょ」ってことで一蹴されましたが、実際に来たゲストは
「息子さん」でした。いや、こちらも十分に気になるゲストです。

飯野さんのブログは、意外にも家族的な色が濃いです。
ブログにはたまに、ゲームクリエイターとしてメディアに登場していた頃には
まるで想像できなかった、父としての飯野さんの様子が書かれます。
息子さんとの会話や、息子さんや奥さんに対する父としての視線がとても暖かい。
そんな暖かさの源となっている人物が目の前にいました。
息子さん、リアルにいるんだよなー、と、実感出来ました。
(いや、嘘ついてると思っていたわけじゃないけど)
ネットで何となくの認識をし、無意識のレベルで自分の中のどこかに
位置づけられていた人物を、現実世界で目視して認識する感覚。
この感覚面白いな。

息子さんはジュースを飲んで、ヨシナガさんと話をしたり、
PHSを首からさげたりして、帰りました。

この話題に落ちはありませんでした。すいません。

<「アクセス異常事態」に続きました>

ところで…。

と、全く話題を変えて、僕が最近気になっている人はこの人。
瓜田純士さん
アウトサイダーというイベントで初めて知って、検索でブログを発見して、
ここ3週間くらいほとんど毎日ブログをチェックしてます。

僕の認識ではまだネットの世界の存在に留まっていますが、
こういう人が存在するんだーと刺激を受けています。
僕の生きる日常には全く存在しないタイプの人物。
書いてある出来事も考えも、遠くにあるもののように思えます。
しかしすごいリアル。なんだろうこのリアルさは。現在感があるっていうか。
ヒリヒリするような、痛みが伝わってくるっていうか。
(ん。生きることは痛いこと、って自分は思っているのか?)
いや、痛さを書いているわけじゃなくて、すごく前向きなのだけれど。
違う世界にいるように見えて、僕にも感じられるところがあるような気がする。

あまり一方的に僕の感想を書いて、炎上(って何)しても面倒なので
もう書きません。検索などしてみてください。
格闘技イベントの「THE OUTSIDER」と「瓜田純士」さんについて。

次回のOUTSIDERを観に行ってみようかな。。
でも、会場の雰囲気が怖そうだ…。

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気になったこと@新宿ロフトプラスワン

Kininaru_on_blog

4月12日に「飯野賢治とヨシナガの気になること」に行って来ました。
飯野さんは元(?)ゲームクリエーター。
ヨシナガさんは会社員。
お二人ともブログを持っていて、僕は毎日チェックする位のファンです。

トークライブというものに行くのは初めてでした。
しかも飯野さんやヨシナガさんは、プロのコメディアンという訳でもない。
ブログは面白いけど、トークとなると果たして面白いのかな?と思っていました。
面白さを求めるというより、
どんな人があんなブログを作ってるんだろう?実際に見てみたい。
っていう興味の方が強かった。
しかしはっきり言って、すごく面白かったです。

特にヨシナガさんがすごかった。
パワーポイントを駆使して、ネタを披露してくれたのですが
ネタの素材、目の付け所、トーク、テンポ、完璧でした。
完璧にくだらない。しかし上手い。
氏のブログ「僕の見た秩序」をライブでやったらこうなりますよと。
いつもはPCのモニターの前で一人で笑っているのですが、
みんなで笑うのは気持ちがいいですね。ライブならではです。

ヨシナガさんがすごい所は、仕事をしながらも毎日ネタを書いている所だと思います。
自分をかなり厳しくコントロールしないとあんな真似は出来ない。
いや、やってるネタはものすごく下らないことなんですけど。
会社に勤めながら、毎日ネタを書いて、本まで出しちゃうのがすごい。

飯野さんのネタも面白かったです。
その中のひとつ、「福島県飯野町」は僕も通りかかったことありました。
飯野町はUFOの町です。
(某民族音楽イベントへ行く人は通りかかるかも)
町に入るとき、「UFOの町」と看板が立ってます。
HPは初めて観ましたが、衝撃。これ<自治体のHP>です。

トークが終わったらサイン会が始まりました。
僕は興奮のあまり、楽器にサインを貰いました。
飯野さんは、もったいなくない?っておっしゃっていましたが
エレアコ化した時点で民芸性とか民族性とかは消えたのです。
僕の描いていた方向性が、お二人のサインで完成した気がします。
カオス。カオスでポップで、サイバーな感じ。
ていうかヨシナガさんサインでかすぎ(笑)。
引く方もいると思うのでここでは画像はupしませんよ。僕秩に出るかも?

楽しかった。
次があればまた行きたいです。

<「気になる人」> に少しだけ続きます。

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終わらない雨

解散したバンドが復活した。
そのバンドは僕の中で過去の思い出と完全に同一化している。

当時、僕は高校1年生だったから、もう12年も前の話になる。

中学時からの親友と、ぴあの入っていたデパートの前に
深夜から並んで、東京ドームのチケットを買った。
毛布と寝袋を用意して、一番だろうと並びに行ったら既に人がいて驚いたな。
あと、当時の甲府の治安は悪かった。族がうろうろしていた。
爆音出しながら暴走、今考えると明らかに飲酒運転だね。
お店から出てきてそのままドリフト決めてたもんね。
タイヤの黒く焦げる匂いを初めて知った。
おまわりは取り締まらないのかなーと思いながら、
出来るだけ目立たないように小さくなって並んでいたことを思い出す。

数百人単位のコンサートなら何度か行ったことがあったんだけど、
いきなりその100倍の規模のライブでしかも東京で、でしょう。
東京は親と行ったことはあっても、友達だけで行ったのは初めてだったかな。
すごく緊張していたのを思い出す。
原宿に初めて降りて、高くて汚い服屋に田舎モノの認定をされた気がした。
街を歩く赤い髪や金色のウニ頭を見て、まさか今日ライブをする本人か?と思いきや、
すぐにファンだと分かった。いまじゃコスプレっていうんだろうけど
当時は「怖い人」っていうカテゴリーに入りかねない、っていうかずばり入ってた。
東京っていろんな人がいるな、いていいところなんだなと素直に思った。

初めてのドームは本当にでかかった。
徹夜で並んだのにも関わらず、アリーナは取れなくて、スタンドだった。
ステージは遠くて、メンバーは米粒くらいの大きさでしかなかった。
それでも行ってよかったと思ったのは、物凄い熱気を感じられたからだ。
5万人で歌い、ジャンプした。
あの一体感は他にどこで得られるんだろう。
宗教か?と思われるかもしれないけど宗教じゃないよ。たぶん。
演出もいいんだよなー。ドラムソロの途中で倒れて、客が心配して名前を叫んで、
よろよろと立ち上がりドラムセットの前にようやく座ったかと思うとまた鬼のようにたたき出す。
元気じゃんか!!
っていう。

そのバンドは翌年に解散し、その翌年にメンバーの一人が亡くなった。
これで完全におしまいだと思った。

そして10年経ち、復活をした。
奇妙な感覚がある。なんだろうこの感覚は。
あの時の続き、では絶対にない。確実にあの時に終わったものだ。
YOUTUBEにあった、復活ライブの様子を観て確かめる。
メンバーは確実に老いている。
ネットの掲示板では、当時を知らない新しい10代のファンがいる。
どういう風に捕らえているんだろうか?
新しいものとして受け入れているのだろうか?感動したということだが。
確かに1曲目のTHE LAST SONGでは涙が出た。
でもそれが何の涙なのか自分で分からないのだ。

んー。全くわからん。

誰かがどこかで同じような感覚を持っていて、
なんとなくの答えも出しているような気がするからちょっと探してみるか。
自分で考えてみても、1週間答えが出なかった。
書きながらまとまるかと思ったけどまとまらないや。

結論の出ない、しょうもない文章のお詫びとして
15年前位の、大作「Art of Life」を張っておきます。(全体で30分!の大作)
やっぱり今と昔は違う。

ギターの存在かな…。

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last song

先週、10年前に好きだったバンドが復活ライブをした。

行きたかったなー。

行けなかった理由は2つ
・気が付いた時にはチケット完売
・仕事が入った

2つともどうにかなったのにな。
チケットは、当日水道橋駅の辺りで余りが大量に売りに出されていたらしいし、
仕事は先輩に代わってもらうことも出来た。
たまたま2つ重なってしまったから、行くのを諦めてしまったよ。

特にチケットについては悔やまれるなぁ。
余ってもオークションで気軽に転売できる時代なので、
ファンは出来るだけチケットを得る機会を増やそうとする。
一緒に行く予定の友人にも自分の分のチケットを頼む。
そこで両方ともチケットが取れてしまったら、それだけダブりが出来るわけです。
そしていざオークションに出すわけだけれど、今回のライブの場合、
チケットが手元に届くのが遅かったようで、限られた期間に大量のチケットが出回った。
チケットの量の方が期間の限られたオークション参加者より多かったんでしょうね。
手に入らないととっくに諦めた人もいたんでしょう。僕も潔くあきらめていたし。
噂では、当日3000円でチケットを買った人もいたとか。定価12800円なのに。

というわけで、オークションなどの転売を防ぐために主催者が取れる対策として、
コンサート直前にチケットを配る、っていう方法はある程度有効なのかなと思うんだけど
そんな話は今回重要じゃないのです。

ああ前置きが長すぎた。分けます。

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水着にさせる奨学金

学費の援助をしておいて、水着にさせてしまう奨学金があるようだ。

某県某企業の奨学金の給付を受けている学生の声だ。

依頼された成績表の提出が遅れてしまったのですが、
「早く提出しないと水着にしちゃうよ」、って言われました。
私はもう、どうしたらいいかわからなくて。水着なんて持ってないし…。

この奨学金について、他にも奇妙な報告がある。

・選考方法は、書類選考→面接、の予定だったが、面接は中止
・面接の日程が卒業式などと重なっても、面接に来なければ失格
・事務所からの電話があった場合、電話に出なければ失格
・無料で審査してやるんだから余計な手間をかけさせない事、と注意書き

近所に住む、kawaさん(27)は
「水着になってお金くれるなら俺もやりたい。余計な手間はかけさせない」
と意気込んでいるという。

- SNJ(Siroianagura News Japan)

4月1日だけど、9割方まじです。

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