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2008年11月

ボリビアから新しいチャランゴが届く

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

すごい迫力です。

かねてより依頼していたチャランゴが完成、無事に届きました。
今回は初めて細かくオーダーしました。製作はAchaさんです。

・ボディはXX年シーズニングしたナランヒーリョ(木の種類)を使用
・指板はエボニー
・ネックの幅は0フレットで48ミリ
・胴の深さは、普通
・貝などの装飾はいらない

とそんな具合です。

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塗装が綺麗。てかてかです。

フレディ・トレアルバ(Freddy Torrealba)のような曲をやるのに、
ちょうど良いチャランゴが欲しかったのです。
今持ってる楽器では音が柔らかすぎるか、
太すぎる、または弱すぎる、というのが悩みでした。
新しいチャランゴが欲しいと思い、何度もお店に行きましたが、
これだというものには出会えず、しょうがないので作ってもらうことにしました。
では、どんな内容でオーダーすれば良いのでしょうか。考えました。

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その結果は、まさに予想した通り!でした。
立ち上がりも遅くないし、ハイコードもパシパシ鳴ります。
よかった。
(ちなみに、ネック48mmというのは、僕の手が小さいためです)

これでまたフレディの曲に挑戦したい。
でも練習する時間ないぞ…。

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フレディ・トレアルバの最新のYouTube動画を貼っておきます。
相変わらず飛ばしてますね。
さすがにこんなには弾けないですわー。

<Freddy Torrealba : La Partida>

<Freddy Torrealba : Puelche (version sin guitarra)>

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She plays the charango

She plays the charango.
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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

出身大学の学園祭へ行き、所属していたサークルへ顔を出す。
僕が部屋に入ると「おおっ!」と迎えられた。
僕もその1人であるがOBが多く来ていて、その殆どが久しぶりに会う人だ。
再会をお互いに喜ぶ。
そして後から来た人を「おおっ!」と歓迎する。

与えられた小さな部屋に沢山の人が集まり、
フォルクローレをBGMにお酒を飲んでいる。
現役大学生である後輩の演奏を耳にしながら、
僕よりもさらに先輩と会話をする。
いま何してんの?
ふーん。
客観的見地に立った、極めてシンプルな近況報告。
会話が止まると演奏を聴く、聴いているふりをしてしばし物思いにふける。

ステージに呼ばれ、少しだけ演奏させてもらう。
久しぶりに弾いたチャランゴは少し重たく感じられた。

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金魚のいる鉢

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

一眼レフを買ってから2ヶ月経たないうちに、もう2000枚以上撮った。
カメラって面白い。

まず、シャッター音がものすごく気持ちがいい。
カシャ というシンプルで機能的な音が鳴る瞬間に、映像が切り取られる。
非常に清々しい感覚だ。

そしてこのカメラ、一眼レフの中ではかなり軽く、本体が500グラムない。
お気に入りのレンズ「EF28mm F1.8 USM」は、約300グラムで
合わせて800グラムくらい。これなら長いこと首から下げていても疲れない。

このレンズにはズームがない。
遠くのものを大きくするには、歩いて(時には走って)近づく必要がある。
自らの機動力が問われている。
しかし、自分で動いて被写体との距離を調整する、この被写体との駆け引きが楽しい。
のら猫なんかはよく逃げる。笑っている人は、すぐ笑いを止めてしまう。
いかに理想的な距離を作るかが勝負。
いちいち距離を調整するのは手間だけど、その代わりに
場の匂いや、触った感覚まで写し取れる気がする。

現実を写真の世界に移動させると、全く違ったように見えるのも楽しい所だ。
この上の写真を撮ったときには、光の反射が邪魔だなーと思っていたのだけど、
PCのモニターで観ると、その反射が逆にいい感じかもと思えてきた。
こんな風に、予想と違う結果になるのも面白い。
でもなるべく計算して写真が撮れるように、明日は図書館で勉強するつもり(笑)。

決して上手くはないけど、「下手だから…」と弁解しないのが目標である。

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開門と同時に東大へ滑り込む

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

茂木健一郎さんの講演「生きて死ぬわたし」を聴くため、東大の学園祭に行く。

混むだろうからと、朝9時前に駒場に着くと人だかりが出来ている。
開門を待つ人たちだ。
前方を見ると、門の右手通路から学生風の人たちが自由に出入りしている。
大学関係者であれば、開門を待たずに入場できるらしい。
学生のような顔をすればそこから入る事が出来るかも、と考えるが、
さすがにそれほど若くは無いと自答して、開門を待つ。

教室に着くと、僕のほかに4人しかいなかった。
どうやら早く着すぎたようだ。
僕は最前列を避け、2列目を選択した。
最前列でないのは、他の聴衆の姿が見えないからである。
生で聞くわけだからなるべく、みんなで聞いている、というライブ感が欲しい。

10時を少し過ぎ、茂木さんが登場。
会場は満員で立ち見が出ている。
上着を脱ぐとオバマがプリントされたTシャツ姿になった。

東大での講演ということで、現役東大生もしくは東大OBを対象として
意識した話しだった。
僕は東大生であったことはなく、これからも東大生になることは無いだろう。
だから、東大の何々先生がーという類の話が出ても、さっぱり分からない。
でも全体として、東大生じゃなくても楽しめる内容だったと思う。

・新しいパラダイムを作れ
・女に捨てられろ
・東大満足するな。世の中にはすごいものがたくさんある
・奇跡のリンゴ はすごい
・日本人は本気で文化を創ろうとしていない
・日本は遠慮のかたまり
・ヨーロッパは実質にしか興味は無い(学歴じゃないよ談合じゃないよ)
・受験勉強の容赦ない感じが一生続く
・学術情報は、大学に行かなくても得られる
・油断するな
・東大の本質は明治時代の官僚養成機関
・坊ちゃん はすごい
・暗闇への飛躍
・やっぱり英語
・感動というものを大切にして欲しい
・脱抑制せよ
・オバマ
タイガー・ジェット・シン

たぶん、そんな話しだったと思う。

面白い話しを聞いたと満足し、しかし、どこか身を隠すようにしながら、
自分のいた大学の学園祭へ移動した。
東大は、東大生がいすぎる。

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お前らの運動

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

僕はこの魚たちを眺めるのがとても好きだ。
みんな左に進んでいる。青春一直線だ。
夜になっても寝てはいられない。彼らには左しかないのだから。
みんなで力を合わせ、1つのことをやり遂げている。

だけど、よーく目を凝らしてみると、中に数匹いるんだ、
上に泳いでいる奴、手前から奥に泳いでいる奴が。
お前ら、美しい輪を乱すんじゃないよ。
力を合わせると誓ったじゃないか。

と、ここで思い出すのは、ブラウン運動だ。

浮遊する微粒子は平均すると等しい速さで落下するが、
その全体の数をnとすると、ルートnの数分だけ、逆の方向に動いている粒子がある。
ということらしい。
こないだ読んだ本に、そんな事が書いてあった。さらに、
人間を形成する細胞の数が多いのは、全体に対するルートnの割合を
少なくさせるため、なんだそうだ。へぇー。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

そうか、お前らはルートnなのか。
そう考えると、お前らも可愛い奴らじゃないかと思えてくる。
いや、ルートとか全く関係ないかもしれないけど、そう思わせて欲しい。

ところで、何で左なんだい?

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よっ、久しぶり!!

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

よっ、久しぶり!
交差点の向こうで、田中は手を上げて呼びかけてくれた。
相変わらず声が大きく、信号待ちの人たちの視線が集まる。

田中と初めて会ったのは、大学2年の体育の授業だった。
「体力アップコース」という筋トレをひたすらする授業で知り合い、
たびたびペアを組まされ、ひたすら筋トレをした。
彼は割合に細い腕をしていたが、かなり重いバーベルもひょいひょい持ち上げられた。

田中と会うのは何年ぶりだろう。
彼が突然、大学を受けなおすと言ったのは、3年目の秋だった。
北海道の大学に行き、医師の免許を取るというのだ。
僕は驚いた。
彼の親が医者であることは前から聞いていたのだが、
彼は理工学部でかなりの好成績を収めていて、
このまま大学院に進むかと思っていたし、彼もそう言っていたからだ。

寒いのは苦手だけれど、たぶんすぐに慣れるよ、と田中は言った。

そしてその年の内に合格してしまい、田中は大学を去った。
あれからもう、5年以上が経つのか。
北海道に行ってからも筋トレは続けているらしく、
相変わらず腕は細いが、胸板が二周りくらい大きく感じられる。

ずいぶんと、立派な体になったね。

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いやぁ、ちょっと照れるな。

田中はうれしそうだった。

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エイ!エイ!

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

池袋のサンシャインにある水族館に行ってきました。

エイ、かなりでかいです。
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なんか、覗かれてる感じ。。

1日で400枚以上撮ったのは初めてでした。
魚は面白いなぁー。

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亡びの柿

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Canon EOS Kiss X2 EF50mmF1.8II

ペリカン便のワゴンが家の庭に到着し、本を届けてくれる。
いつもは玄関まで配達員の人が来てくれるのだけど、
車の音に気づいた僕は窓からそれを確認し、ハンコを持って外に出た。
ワゴンの中を見るとAmazonやyodobashiの箱ばかりだった。
うちみたいな田舎でも、ネットでモノを購入している人が大勢いるのだとわかる。
いつものおじちゃんにハンコを押す場所を教えてもらい、ダンボールの箱を受け取る。

今回買ったのは、「日本語が亡びるとき」という本だ。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

最近はネットで本を知って、そのままネットで購入というパターンが多い。
そしてそれが結構面白い本が多いのだ。
つい先ほど届いたばかりなので、この本が「当たり」かどうかはまだ不明である。

この本をネットで推していた人は少なくとも2人以上いて、その1人が
梅田望夫さんという方である。
梅田さんは「ウェブ進化論」という本を書き、良く売った人だ。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブの明るい未来・可能性が書かれた本である。
ウェブを使えば、かなりの事が個人から始められるのではないか?
この本に触発されて、僕は好きな南米の楽器をWebで広めてみようと考え、
様々なネタや企画のようなものをブログに書いてきたのだ。

だが、最近、茂木健一郎さんのブログに梅田さんが出ていて、

「茂木さん、ぼくは英語圏で起きていることを
もとに、『ウェブ進化論』を書いたけれども、
同じことは結局日本語圏では起きなかったという
ことですね。」

と語ったとされていた。
<クリックで クオリア日記 ブンヤの魂 に飛びます>

これは少なからずショックだった。
「起きなかった」って、もう終わったことになってるんだなぁ。
僕は、これから起きるんじゃないかと何となく思いながら過ごして来たのだ。
でも、心のどこかで「起きていないな」と気づき始めてもいた。

何が原因か?誰が悪いのか?という話をするのは僕は避けようと思う。
そんな事よりも今後は、ネットの可能性を「個人的に」広げるには
どうすればいいのか考えたほうがよいだろう。
どうすれば広がるか。
英語を勉強すればよいのだ。

10月の資格試験がひと段落してから、僕は次に何を勉強するかを考えていた。
まず、英語だろう。
そう思っていたところに、「日本語が亡びるとき」が現れたのだった。ネット上に。

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

また、読んでから書きます。たぶん。

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銀座で前ピン

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

銀座へ。

友人に呼ばれるまま、銀座へ行ってきた。

特に何をしにというわけでなく、ただ歩きまわる。

ミニバブルの崩壊で土地が下がったと言われているが、陥没は見られない。

驚くほど沢山の人がいて、新しく出来た外国の洋服屋に行列が出来ていた。

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Canon EOS Kiss X2 EF50mmF1.8II

世界の金融派生商品の発行額は168兆円だとかで、想像の付かない額になっている。

公的資金で騒がれたAIGは、2005年には手を引いていたと聞いた。

それなのに、あんな風だ。

これからもまだまだ、影響が出るのではないかと思う。

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Canon EOS Kiss X2 EF28mm F1.8 USM

でも銀座の街は今のところにぎやかだった。

これから景気が後退して、街のようすも変わってくるのだろうか。

 

ちなみに、前ピンとはピントが思ったところよりも前にあってしまうこと。

今回、結構そういう写真が多かった気がする。

カメラの調整が必要かな。でもやっぱり腕かな。まだ全然慣れない。

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気になること2に行ってきた

♪ このー木 なんの木 気になる 気になる 気になる 気になる 気になる…

という歌が繰り返されるなか、2人が登場。トークライブが始まります。
今日は、昨日行ったトークライブのレポートを書きます。

飯野賢治とヨシナガの「気になること。2」
11月2日(日) 新宿ロフトプラスワン

に行ってきました。

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飯野賢治さんは、元ゲームクリエイター。<飯野さんのブログ>
ヨシナガさんは、有名サイト「僕の見た秩序」を作っている人です。<僕の見た秩序>

2人が気になっているものを持ち寄って発表しようというライブです。
僕は前回も行きました。<その時の記事>
基本的には面白いものが取り上げられ、PCを使ってスクリーンに映像を映しながら、
プレゼンのように交互に発表していきます。
事前のネタ合わせはしないということでスリルがあります。
2人の、ネタを発掘してくる能力(と執念?)や、卓越したプレゼン能力が楽しめます。
くだらないことを思い切りやる面白さ。かな。
今回もみんなでたくさん笑いました。

最初のネタは飯野さんからでしたが、突然なにやら不穏な空気が漂います。
「はっきりしたい事がある」と。
なんと、このライブのタイトルは「飯野賢治とヨシナガのー」なのか、
「ヨシナガと飯野賢治のー」なのか、どっちが前かはっきりしようと言うのです。

そして、メモ帳と封筒を配り、アンケートを始めました。
お客さんは飯野さんのブログを見て来たのか、ヨシナガさんのサイトを見て来たのか、
その人数によって、次回のトークライブのタイトルを変えるということです。
すげぇ。おおマジです。アグレッシブに攻めてます。

ライブ中に封筒が回り、アンケートが集計されていきます。
結果は最後に発表ということになりました。

その後のネタは平和でした。

チューインガムの中のイラストを調べるために
5000円分買って、その絵柄の奇妙さを発表したり(ヨシナガさん)、
UFOの里、飯野町のその後を見守ったり(飯野さん)しました。
飯野町については、僕も最近の記事で触れましたが、
合併でなくなったということと、その最後の広報誌がすごいということでした。
僕がblogに書いたときには詳しく見なかったのですが、
たしかに、すごいです。とくに町の人の声がすごい。

飯野町の最後の広報です。ラストメッセージは必見。
http://www.town.iino.fukushima.jp/ufo/kouhou/index.html

5000円分のチューンガムは、開封後すぐに食べてくださいとのことで
どうしましょうかね、となりましたが、客の「撒いちゃえばいいよ」の声で、
「福はーうち」とみんなにばら撒かれました。
僕もいくつかゲット。おいしくいただきました。

休憩を挟み、後半の最初に気になるゲストが登場となりました。
今回は、PSの「らくがき王国」というゲームのトッププレイヤーの2人でした。
このゲームは自分が描いたキャラを動かせるというものですが、
専門ソフトでないのに作りこみによってここまで出来るのか、というところが驚きです。

その方の作った初音ミクです。

この方、今までにこのゲームに費やした時間が2000時間を越えるとかで、
コントローラも何個も壊し、自分のコントローラでないと感触が違って描けない
とのことでした。
そこまでいくと、職人と言っていいですね。

他には、飯野さんがiphone向けに作っているコンテンツの世界初公開もありました。
iphoneで作ると、一気に世界中に広めることが出来て、
名前の知らない国で今日はいくつ売れたとか分かるのが画期的だとのことでした。
既存の流通に頼らずに、デジタルで世界に飛ばして売れる。面白いですね。

最後のヨシナガさんのネタは、ネットで見られる情熱、というようなものでした。
自分の描いたイラストを載せているサイトを発見したのですが、
その絵がイラストの常識から外れたところにあるものだと。
子供が描いたような絵が恥ずかしげもなく堂々と公開されているのに
衝撃を受けたというような話でした。
確かに子供が描いたような絵だけれども、これはキュビズム的な表現であること、
狙ってこんな絵を描くことが出来なくてすごい、と本気で語るヨシナガさん。
自らの目指す方向を熱く語ってくれたのでした。

サイト「僕の見た秩序」は、毎日ほんとうに馬鹿なネタばかり載せていますが、
僕はその後ろで製作者がどんな情熱を持って取り組んでいるのかを
知りたかったのです。
馬鹿なネタをどう見せるか、どこに目をつけてネタにするのか、の情熱がすごい。
今日は、そんな一面を見ることが出来た気がしました。

キャパ200人くらいの程よい広さの会場で、
アンケート集めてすぐに結果を見たり、ガムを撒いたり、
参加型という感じがしていいイベントでした。
7時にスタートして終わりが10時過ぎ。3時間があっという間でした。

ちなみに、最初に配られたアンケートの結果は、惜しくも飯野さんの敗北、
次回のトークライブのタイトルは
「ヨシナガと飯野賢治の気になること。3」
に決まったのでした。

次回も楽しみにして行きたいと思います。

 

● 今日の一枚

ライブ後、地上にでると火事やってました。
けが人なければよいですが。

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