エルネスト カブールさんを撮影しに行く
9月23日、ボリビアより来日したエルネスト・カブールさんの演奏を観にいく。
主催者の方からビデオ撮影を依頼され、椅子に立ちながら、
モニタを睨みながらの鑑賞となった。
(写真はビデオからの切り出し画像)
カブールさんはチャランゴ界で最も重要な人物である。
69歳になるカブールさんだが、今回は絶好調だったようで、
3年前の来日時よりもよい演奏を聴く事が出来たと思う。
パワーは全盛期に比べるとさすがに落ちていると思われるが、
音色はやはりカブールさんのだと一発で分かる個性的なものだ。
また、音楽を楽しむだけにとどまらないコンサートであった。
自ら発明した楽器の数々、客を巻き込んだパフォーマンス…。
もはや真似しようなどとは思えないほどの、徹底的にオリジナルな舞台だった。
演出が意図的であるとかないとかいう問題ではなく、
カブールさんの人格自体が全面に押し出されているだけのように感じられる。
ふと考えたのだが、カブールさんは今までにどれだけチャランゴを弾いただろう。
1000時間?10000時間?100000時間まで行くだろうか?
おそらく世界で一番チャランゴを弾いているのではないかと思う。
振り返って自分を鑑みるに、カブールさんの100分の1でも弾いていると言えるだろうか。
圧倒的な時間の結晶がカブールさんのチャランゴ音楽になっている。
僕は面白いパフォーマンスに笑いながらも、姿勢を正して聴こうと思った。
さて、ビデオ撮影について。
今回もCANONの一眼レフカメラ、EOS 5D Mark IIを使用した。
やはりこの映像は美しい。
問題は僕の腕前ということだが、最近になってコツがつかめてきた。
露出(明るさ)補正を明るめに持っていってしまいがちな癖があったが
意識して明るめにしないようにした。
暗めでも黒くつぶれることは少なく、印象的な映像に仕上がるので多少暗めでもokだ。
また、ズームしすぎてしまう傾向があったが、モニタの見方に慣れて解消した。
録音は外部録音機(PCM-D50 + AT9940)を使用した。が、
録音の始め方を間違えてしまった。
前日に私用で別の録音機を使ったため、その操作方法と取り違えてしまったのだ。
別の録音機ではRECボタンを2回押せば録音がスタートするが、
SONYは、RECを押した後に、STARTボタンを押さなければならなかった。
これに気が付いた時にはすでに開始から40分が経過していて僕は青くなったが、
他に録音をしていた方(なんと出演者!)の好意に預かり、
録音データをコピーさせていただけた。
ほんとうにありがとうございました。
DVDの作成は昨日、終了した。
ビデオ編集でネックになっているのは僕のPCの性能だと思う。
切り出しの写真くらいの映像が取れているのだが、DVDにした際に
若干の画質低下がある。
これを防ぐためにデスクトップPCを導入すべきかどうか?
少し悩んでいる。
☆撮影依頼、絶賛受付中です!!
(フルHDで撮ると編集でノートPCが固まるから、今のところSD画質ですけどね)
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コメント
えぇ~っ!カブールさん来てたんですかぁ?福岡なら行きたかったですぅ。
ところで、kawaさん、お誕生日おめでとうございます。遅れてすみません。
「若いっていいわね・・・笑」
投稿: 草野乃局 | 2009年9月28日 19時29分
>草野乃局さん
そう、きていたのですよ。
チャランゴコンクールの審査員をされたようです。
誕生日、覚えていていただいてありがとうございます!
いや僕もそろそろおじさまですよ。。。
大学生なんかほんと、わっかいなーと思いますね。
投稿: kawa | 2009年9月30日 00時24分