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2011年4月

2011年4月23日 パワーオブミュージック 横浜BLITZ

今日のライブの出演者は、ふかわりょう、中川翔子、RAGFAIRなどである。
ふかわさんは大学のサークルの先輩だ。
年が離れているため同時期に活動したことはないが、
僕が在学中に学園祭に来てくれたことがある。
学園祭では少しの時間だけれども一緒に演奏してもくれ、良い思い出となっている。
また最近では、ROKETMANとして、iTunesで1位を取ったということで、
今日はどんな音楽をやるのだろうなと興味深々であった。

開演時間を過ぎ、整理番号順に開場に入る。
チケットを切っている美しいお姉さんに、「お目当ては?」と聞かれた。
お目当てって何だろう?と思ったが、机の上にアーティストごとの名前が書かれた
紙コップが並んでいた。
なるほどと思い、「ふかわさん」と答えようかと一瞬迷ったが、
「しょこたん!」と力強く宣言した。
お姉さんも、「しょこたん」とニコリと笑い、僕の切り取られたチケットの
断片を中川翔子と書かれた紙コップにすっと入れた。
これでいいのだ。もう、入場前の時点で僕は解放されていた。
そう、僕はしょこたんを観に来たのだ。
コップの中身は、その時点ではしょこたんに入っているチケットが一番多いように見えた。

開場はオールスタンディングのライブハウスだ。
僕が入ったころはまだ前のほうが空いていたので、だいたい5列目位の場所に付ける。
ステージとの距離は5メートルほどで、かなり近い。
いいねーいいねーと一人で盛り上がる。
すでにステージにはDJらしき人がいて、暗くて良く見えないが、髪の長い男性だ。
ふかわさんかなと思った。
それは、ふかわさんだった。DJをしながら時折トークを交え、
開場から開演までの開場を温めていた。
みんなの手拍子を煽り、トークも独特で、やはり面白い方だ。
雨風で冷えた体が暖かくなって来た。

時間になり、公演が始まった。
最初の出演は、男性アイドルユニットだった。
ここに来なければ一生、男性アイドルユニットを生で見る機会はなかっただろう。
僕は、貴重な体験をした。生だからこそ伝わる、生々しい物を感じ取った。
TVなどでキャーという叫び声が聞こえるのは、演出という訳ではないらしい。

次はラグフェアーの出番だ。
一緒に手拍子をして盛り上がった。アカペラでは開場の手拍子も楽器になる。
プロのアカペラを生で聴くのは初めてだった。ボイスパーカッションがポイントだなと思った。
ビートルズのナンバーは、かなり体が温まった。ビートルズはいいな。
トークの中では、メンバーの一人が泊り込みで被災地に行き、
泥を取り除く作業などをしたという話も出た。
とにかく人手が足りないのですと訴えていた。また時間が出来たら、現地に入るとのことだ。
この日は全体を通して被災地支援のトークがメイン。
みんな真剣だと思った。出来ることをやって支援するということしかない。

しょこたんの出番が来た。
彼女が登場すると、開場はこれまでで一番湧き上がった。
男性ファンばかりではない、むしろ女性ファンの声が目立つ。
いつの間にか多くの人が、手にサイリウム(ケミカルライト)を持っている。
あーやはりか、持ってくるべきだったか、と思った。
サイリウムはしょこたんライブでの殆ど必須アイテムと言ってもいいかもしれない。
曲ごとにみんなで振りを合わせ、光のじゅうたんを形作るのだ。
今日は流石に全員がサイリウムを手にしている訳ではなかったが、
その動きは完全に追行されていた。
僕は何も持っていなかった。
僕の左右の人は特別しょこたんファンという訳でもないようで、普通の手拍子をしていた。
僕はサイリウムの動きを素手で再現するのはいかがなものかと幾分躊躇したが、
現状で出来ることは何かを考えると、ひとまず拳を振ることしかない。
出来ることをやることが大切なのである。
そうしてしばらく拳を振り続けると、何のためらいもなくなってきた。
ステージは近い。これだけの近い距離で彼女のライブを観るのは初めてかもしれない。
僕は精一杯の拳を天に突き出した。

しょこたんはもう自分の型を持っているように見える。
最初に登場した男性アイドルユニットのメンバーは、
ステージ経験がまだあまりなく緊張する、としゃべっていたが、
対比して見るに、彼女はかなりステージ慣れしているのだなと思った。
勢い良く、颯爽と登場し、しっかりとステージをこなす。
観客を盛り上げる方法も分かっているように見える。

しょこたんの出番が終わったあとも、イベントは続いた。
ふかわさんのプレイは開演までの時間だけでなく、終盤にも繰り広げられた。
ふかわさんはアカペラや弾き語りの時以外は殆どステージ後方の機材の前にいて音の調節していて、
単独でのプレイは舞台がまだ暗かったオープニング以来だ。
ふかわさんのプレイで、会場全体が盛り上がっていた。
みんなの体が揺れている。ふかわさんが揺らしているのだ。
さすがスター。さすがラテ研の先輩。
僕の体からは汗が吹き出していた。

この講演の最後には、出演者全員がステージ出てきて、震災後にふかわさんが作った歌を歌った。
歌詞はラララーだけなのでみんなで歌いましょうということで、観客である僕達も歌った。
歌いながら、何度かしょこたんと目があった気がする。それも一瞬ではなく、数秒だ。
おそらく気のせいだろう。
実際はそのあたりをぼーっと見ていただけなのだろうと思う。
しかし、その時「だいたいこちらの方を見ている」と思われたのだ。
ふと、僕は何の準備もしていないことに気がついた。
まず、彼女と目が合うということを全く想定していなかった。
想像してほしい。僕は、正直、少し混乱した。
そして、自分には何の芸もないことに気がつく。
両手にサイリウムを装備した猛者は、光のぐるぐるを作って信号を送ったかもしれない。
またある者は、戦隊ヒーローの変身ポーズをしたかもしれない。
僕はただ、そちらの方向を眺めていただけだった。

イベントが終わった。
音楽の力をまた確かめられた、良いイベントだった。
全体的にふかわさんがコーディネートしているような感じで、とても良い雰囲気だった。
また一段、心が落ち着いたと思う。
さて、自分はもう充分元気になったし、また被災地支援をしようかなと思った。

疲れがあり、ポケーっと退場の流れに乗っていたら開場の外に出てしまっていて、
あれ?募金をやり過ごしてしまったか?と思ったんだけど、やっぱりやり過ごしていた。
帰宅後、ウェブをチェックすると記事を発見した。
終演後の募金に出演者が出ていたようだ。
その場で募金したかったのだが、残念だ。

募金箱に入れられなかった僕は、またしても電子の力で送金することにした。
今月は僕が行ったことのある町、
ふかわ先輩も学生時代に行ったことがあるかもしれない、あの町へ。

それでは今日はこのへんで。
またねー。

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2011年4月23日、横浜へ

朝、急な仕事に呼ばれて、迷った末、断ってしまった。
先輩に代わってもらったが、先輩は車で1時間半位離れた場所にいたらしい。
本当に申し訳なく思ったが、今日は用事が入っていた。

午前中はジムに行き体調の良さを確認。
午後から横浜へ、チャリティライブを観に行く。
チケットを1枚余らせてしまった僕は、mixiで希望者を発見し、開場で手渡すことにしていた。
チケットを渡す人が親しい友達だったら、状況を説明して謝り、仕事に行っていただろうと思う。
知らない人1人の期待は、知らない全員の期待と等しいように感じたのだ。
それが正しい評価かどうかは、人により分かれる所だろうけれど、
現時点で自分の選択に納得している。

横浜へ向かう電車内で、1冊の本を読む。
弟の所属する研究室の先生が爆笑問題の番組に出た時の内容をまとめたものだ。
弟はカオスを研究していて、今年から研究対象を脳にすると聞いていたが
何のことやらさっぱりだったので、兄も本を読んで少しは理解してみようと思った。
この本は、はっきり言って面白かった。
爆笑問題が聞き手だから、話が分かりやすかったかもしれない。
まあそれでも僕が全部理解したかというとそうでもないだろうけれど。

爆笑問題のニッポンの教養 脳を創る男 カオス工学

電車の本数が少なくなっていたようでmixiの人は遅れていた。
横浜BLITZは初めて行く場所だったので、僕は駅から開場への道を探した。
雨が降り、風も強かった。傘を差してはいたもののカバンやズボンが濡れた。
開場時間ギリギリまで駅で待った末、待ち人来たれり。
駅から開場まで案内し、待機場所でチケットを渡す。
ミッション・コンプリート。
もう、この日の目標はこの時点で達成した。任務から開放されたような気分になった。
そして風雨にさらされつつも、いや、風雨にさらされているからこそ、
ライブに対する期待が高まってきた。
周りの人達も友人らとニコニコと会話している。若い女性が多いように見える。

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どうも、日記です。

どうも、日記です。

実は4月から、若干暇ができました。
仕事が一段落したのです。
3年を超えるプロジェクトがやっと終了しました。
そして、本日、会社の試験も終わりました。ひとまず、開放です。

わー。

僕の20代最後の3年を返せー。

というわけで、チャランゴやら何やらのブランクが丸々3年ある状態です。

さて、何をやっていこうかな。と考えているところです。
まずは体の調子を整えなければなー。
ずっと体調悪いから。(あ、筋トレの疲れのせいかも)

暇が出来たって言っても、帰宅時間が23時から21時になっただけで
すっごく暇というわけではないので、何をするか慎重に選ばないとなーと思っています。

と言いつつ、最近はしょこたんのライブのブルーレイ観てます。
去年の幕張メッセ2daysは、お仕事14daysの真っ最中だったので、観に行けなかったのでした。
幕張のライブビデオは、いいです。音もいいし、演出もいいし、歌も上手くなった。
これは2周目に突入する気配。
そして現在はプリズムツアーのブルーレイに移ります。
激!帝国華撃団 は、ライブ会場でも歌ったものだ。高校時代を思い出して、痒かったよ。

音楽を聴くことは、落ち着くからいいのだ。

はーなんだこの開放感。
あまりバカになり過ぎる前に何か筋トレ以外にストイックになれるものを
探そうと思います。まずは読書からかな。夏にまた資格試験受けようかな。
それとも、もう少し深刻な音楽を聴いたほうがいいんだろうか。
いや、いまは無理だと思うー。

そういえば、チャランゴのテクニックについて、ブログをまた1つ書きました。
今度は、トレモロです。コード弾きじゃなくて、単音の方です。
で、文章書いて、あとは動画撮るかなって、弾いてみたら、弾けなかったwww
驚きの展開ですね。
アナログラジオのチューニングを合わせるような微妙な調整の問題だと思うんだけど。
同じテクニックのもっと難易度落としたやつにするか、
それとも練習してから撮影するかどうするか悩んでいます。

じゃーまたねー。(こんなノリでしばらく行けたらいいかも)

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激しいドラムがお好きなの?

先日のライブに行ってから、XJAPANを改めて聴きなおしたりしています。

そんななか、YOSHIKIのドラムをコピーしている人をYouTubeで発見。

これはすばらしい!血が騒ぎますね。

昔を思い出しますね!
(あ、そうでもないすか?)

We are X !!

音楽って、元気になれますね。

僕もYOSHIKIのドラムに憧れて、高1でドラム始めたんですけどね。
まあ、いまは昔ですよ。。。

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Zepp東京ライブ感想2

中川翔子さんのライブを観て、ちょっと元気になった気分だったのだけれど、
今日の大きな地震で気分がまた落ちてしまった。
もうこれ以上、揺れないでほしい。

気持ちが揺れている。
短期的に見ても、長期的に見ても、日本は厳しいと思う。
短期的には今回の震災があり、長期的にはやはり少子高齢化が問題かな。
また、毎年のように起こっているM7クラスの地震が、
またどこか別の原発付近で起こってしまったら、どうなるのだろう。
などと考えて、また不安になってしまう。

はぁー。

と、ちょっと気がついた。
今頃気がついたというのは、相当に心の余裕がなかったんだな。自分が情けない。

あのライブをやった人たちはもっと大変な思いで、自ら勇気を出して、
みんなを元気づけようと決心して、ライブを行ったんだろうなと、思った。
いろいろなプレッシャーがあっただろうな。
ファンの人で直接被災した方もいるだろう。
しょこたんはライブで「今日、来られなかった人もいます」というようなことを言っていたけれど。
そういった人たちを知っているしょこたんの心の負担も相当なものだっただろうな。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。と伝えたいです。

昨日のブログを一部修正しました。

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Shoko Zepp Tokyo

2011年4月9日 Zepp東京で行われた中川翔子さんのライブに行った。

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午前中にジムに行き、昨年来の壁であったベンチプレス60kg10回3セットを達成。小さいことだが、個人的な目標を達成することは嬉しいことだ。

昼ごはんを食べて、時間通りに電車に乗り、まずは渋谷で散髪をする。地震が起こってから、都内に出たのは初めてだった。渋谷の街もなんとなく以前とは違っていて、昼間なのにどこか薄暗いような印象をうける。

美容師さんとも震災当日の話をした。当日の渋谷では家に帰れなくて、ホテルにも泊まれなくて、居酒屋のようなお店に泊まった人が大勢いるとか、夏には都内でも停電が行われるだろうから、今のうちから節電したりして慣れておかなければとか、そういう話をする。電車を廃止してSLにしたらどうですかねー。いやーうるさいし、煙がひどいし。特に地下鉄では止めておいた方がいいでしょう。など冗談も話した。しかし、被災地や原発のことは話題に上がらなかった。

Zepp東京へ向かう。山手線を乗り換えると、電車は空いている。お台場は前に来た時よりもずっと人が少なかった。車の展示場が近くにあるのだけれど、ほとんど人がいなかった。普段多く生息すると思われるカッポー(カップルのこと)もあまり見かけない。親子連れがいて、子どもが柱の陰に隠れたり、追いかけっこしたりして遊んでいた。無邪気な子どもが微笑ましかった。

ちょっと道に迷っていたら、Zepp東京の前に着いたときには開場時間を過ぎてしまっていた。コスプレをした方々はまだ多く外にいたが、主力部隊(気合の入った衣装を着て、集団で写真を撮り合ったりしている方々)はもう既に会場内に入ってしまったのかもしれない。ちょっと損をしたような気分になる。以前はコスプレにドキドキしてしまっていたが、今ではもう平気だ。コスプレを平然と受け入れられる精神は、これまでの経験の積み重ねによって鍛えられたものである。コスプレ見学も程々に、開場に入ることにした。

席は前から20列目くらいの、ちょうど1段上がった辺り。ステージからは20〜30メートル位離れているから、演者の細かい表情の確認は難しいが、前は通路だし、少しだけ高さがあるので、前方を見渡すことが出来る良席。しょこたんライブは毎回良席のような気がする。幸運に感謝。

BGMが消え、照明が落ち、暗いステージをバンドメンバーが定位置に向かう姿が見える。続いてスポットライトに照らされて、ステージの裾から、しょこたんが登場した。今までのしょこたんライブとは違って、ステージの下から突然登場したりはしなかった。ステージの中央で一礼をしたと思うと、そのまま歌い始めた。静かなバラードでライブが始まった。

このライブツアーは、震災が起きてから、サブタイトルを変更している。「今こそ団結!笑顔の輪」というものだ。仙台で行われる予定だった公演は延期となっている。事前の打ち合わせで、NGワードと決まっているのかもしれない。しょこたんは「地震」「津波」「原発」というような単語を口にすることはなかった。震災について直接語ることはなかった。それらは非常にセンシティブな問題であり、このライブ開場でしょこたんが口にするべき話でもない。もしかしたら、この大変な時期にライブなんてやっていいのか、と言う人もいるかもしれない。そういった人がいる可能性も汲みつつ、主催者側はライブをやっているし、僕達も観に来ている。観る前は僕も少し迷いがあったが、ライブを観た今なら言える、やった方がいい。大変だろうけれど、ぜひやった方がいいと思う。

ピンクのサイリウムがライブハウスを包み込んでいた。ハードなナンバーは歌われなかった。すべてが静かめの曲というような選曲ではなかったが、今日はいつもより控えめに行われるのかもしれない、仕方のないことだ、と思った。音楽はやっぱり落ち着くものだな。ライブはいいな、暖かいな。そう思った辺りで、スイッチが入った。

しょこたんが衣装チェンジのために舞台から姿を消した。その間を持たせるために、バンドは演奏を続ける。よくある光景だが、演奏の様子がいつもと違う。あれ?今日はツインギターなんだと、ここで気付く。バンドの構成を確認すると、ギター2人、ベース、ドラム、キーボード、だった。いつもより人数が多い。気がつくと2人のギターはギュンギュンと唸りを上げ、ドラムはハードなキックを刻み始めている。僕の目が急激に覚め始めたように感じた。かっこいい。非常にかっこいい演奏だ。血液が熱くなってきたのを感じる。そして、しょこたんが新しい衣装で登場して、次の曲が始まった。なんとそれが、XJAPANのサディスティック・デザイアだった!というのは、ドラムのイントロだけで、イントロ以外はちゃんとしょこたんの曲に戻ったのだけれど、僕はもう、2秒で「入って」しまっていた。これがイントロ・クイズであったら僕は即効で回答ボタンを連打し、司会者に促される前に答えていたであろう。

約15年前、僕は中学生だった。初めて自分でチケットを取ったライブが、大ファンだったXJAPANの東京ドーム公演で、悪い友達と2人で田舎からドキドキしながら東京に出てきて、2人でYOSHIKIー!と叫んだり、5万人の観客全員でエックスジャンプをしたものだった。15年経った今、激しいツーバスに打ち鳴らされて、その時の感覚が完全にフォールバックしてきた。簡単に言うと、ハイになった。

赤いライトに照らされて、しょこたんもハイになっていた。片足をモニターに乗せ、前かがみになって布のようなものをぶんぶん回しながら歌った。可愛さとかっこよさが高純度で融合していた。これはXJAPANでは出ない。この瞬間、現実が僕の記憶を超えたような気がした。そして会場全体が手に持った何かをぶん回していた。約1000人の観客全員が赤く、熱くなっているのを感じた。熱い。こんな空間がかつて確かにあったのだ、そして今ここにも存在している。

しょこたんは、「飛べ飛べ飛べ!」と言っていたような気がする。「回せー!」と叫んだ気がする。僕はもはや興奮しすぎて、正直よく覚えていない。終演後、近くで話していた女の子たちが言うには「カッコ良すぎて、まともに観ていられなかった」。可愛い振り付けの曲もやり、一方でハードな曲もこなすのだから、針が振れるわけだ。

激しいパートが一段落すると、空からハートが降ってきた。中盤はハードで来て、最後はハートが飛んできた。それらが無理なく共存できてしまうのが、本当にすごいと思った。僕はひらひらと飛行するハートを、しっかりとキャッチした。

終盤になり、いつもの事だが、しょこたんのブログ用の写真を開場のみんなで撮った。いつもと違ったのは、しょこたんが、隣の席の人と手を繋ぎましょうと言ったこと。照れくさかったが、となりのコスプレした方と手を繋いで、一緒に写った。汗ばんだ手をつなぎ合わせると、連帯感のようなものを感じた。

どんなライブでも、ライブをやったことで失われた物理的なものが戻るということはない。でも、ライブは希望になると思う。少なくとも僕は元気づけられた。

これまで、3月11日以前の様々なものが、いま現在と繋がっていないような気がしていたのだけれど、今回のライブで、体験として、改めて繋ぎ直すことが出来た。(これはXJAPANを連想した僕だけに限らないと想像する。) 過去の情熱を思い出させてくれた。あの時は悪くなかった。これからも少しは良くなるかもしれない。根拠は全くないし、冷静になれば、厳しい理由もいろいろ挙げられる。だけれど、希望を持てるような気がする。またやれるだけ頑張ってみようと思う。

ただ、直接の被害を受けた(今も受け続けている)方々に対して、何が出来るのか、これからどうして行けばいいのか。その問題と回答はこことは別の所にあるのかもしれない。僕がライブに行って、こうしてライブレポを書いてもなんの解決にもならない。僕に何が出来るのか。僕は今後ももちろん考えていきたいし、できるだけの助けになりたいと願っている。ひとまず、また募金して、大いに働こうと思う。社会の仕組みについても考えて、よい方向へ向かうように、行動して行った方がいいのだろうな。

最後に、しょこたんを初めとする関係者の方々へ。
大変な時期にライブをやるという判断は、経営云々よりも、個人的な決断が必要だったと思います。この状況で、自分たちが元気を発していこうと決意し、決行したのですね。
元気をもらいました。ありがとうございました。

Img_1997


P.S. XJAPANの件は興奮した僕の思い違いかもしれません。でもとても楽しかったです。
ドラムの人、最高。
その後、ツイッターで同じことを思っている人を発見しました。どうやら幻ではなかったのかも。

(この文章は後日ちょっとずつ修正いれています。)

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Charango Triple Strum

トリプルストラムとは
親指と人差指を使い、ストロークの1往復で弦を3回弾く奏法。
使っている指は2本ですが、3回弾くからトリプルストラムといいます。

僕はこのテクニックを、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロのDVDで学びました。
YouTubeでも探したら発見したので、載せておきます。

1つ目の↓ストロークを人差し指、次の↑ストロークは親指、最後の↑ストロークは人差し指です。
指の動きを矢印で書くと↓↑↑ です。

それでは僕はチャランゴでやってみます。
ジェイクに対抗出来るわけないので、「まあそんな感じか」っていうサンプルってことで。

…。
もう少し練習します。

このトリプルストラムを組み合わせることで、演奏のバリエーションを広げることが出来ます。

ストロークの↑と↓を入れ替えることが出来るのも、ポイントかもしれません。
通常の↓↑のストロークだと、偶数拍目は通常「↑」となります。
このストロークを使うことで↑と↓が何番目の拍に来るかを計算して入れ替えることが可能になります。
例えば、4拍目(裏拍)にダウン(↓)のアクセントを付けることが可能になるなど、
今までに入れられなかった所にダウンのアタック音を入れることが出来るようになります。

他にも↓↓↑と弾くパターンもあります。
人差し指↓、親指↓、親指↑の順番に弾いていくものです。
これは5年ほど前、代々木公園で偶然出会ったチリ人チャランゴ弾きに教わりました。
彼は3連符系のストロークをこれでこなしていました。彼の音色は優しく、魅力的な演奏でした。
彼曰く、「フレディー・トレアルバ (チリ人) が最高のチャランゴ弾きだね!」と。
全く同感でした。僕たちは力強い握手を交わしました。

以上、トリプルストラムの紹介でした。

そいじゃーね!!

関連:バトキン奏法
同じような奏法に見えます。
僕は呼び方はよくわかんないのですが、トリプルストラムの方がかっこいいと思いました。

関連:DVD
今回紹介したテクニックはこのDVDからいただきました。
他にもいくつかテクニックを紹介していてオススメです。

プレイ・ラウド・ウクレレ [DVD]プレイ・ラウド・ウクレレ [DVD]


販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

発売日:2004/03/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

[2011/4/2 22:10 追記]
このテクニックでフレディ・トレアルバの変則アタックストロークにも
対応可能なんだけど、ピンと来た方いるかなー。
動画追加で撮ったほうがいいかなー。迷う。

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