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2012年3月

あんしら行ってきた 20120320

kawaです。
第20回アンデスの民俗音楽の調べ演奏会へ行って来ました。

通称「アンしら」。
色んな大学でアンデスの音楽を愛好する学生たちが力を結集し、意欲を持って取り組むコンサートです。

依頼を受け、撮影しながらの観戦だったため正直、音楽に集中出来ないところがありましたが、
強く印象に残ったグループがあったので、記録しておきます。

1.グループ「ねこじゃらし」の特に1曲目「コンドル」

出だしのワンカラから、ケーナの入りで、やられたと感じた。
ワンカラかっけー。家に欲しくなった。置く場所ないけど。
その後も完成度の高い構成で、正直に告白すると、僕は目に汗をかいていた。
それは積み重ねられたであろう練習に対しての、畏敬の念からだったと思う。
注意深く慎重に作られた好演であった。
「この音楽、僕もやっていて良かった」と思った。

2.グループ「Todos Juntos」

メンバー構成がすごく良く、見応えがあった。
男性陣が殆ど空気になっていたが、僕もあんな空気になりたいと思った。
このグループは、またぜひ同じメンバーでの演奏を観たい。
また、MC上手いなー、誰だこの人?と思っていたが、歌い出したら声で
ラテ研の1つ下の後輩だと分かって驚いた。
この業界を長く続けていると、こういう編成も組めるようになる、のかなー。

3.Estudiantina Boliviana (ゲスト)

大人数の構成のためかマイクの調整が悪く、音響ヤバいなー等と思ったが、
経験豊かなベテランを含めたこの構成を作り、演奏をしたということ自体がまず凄いこと。
今後の展開にも期待。

動画、OKが出て、YouTubeに公開されましたので貼っておきます。

Alborada Andina / アンデスの夜明け

La Huerfana Virginia (Cueca) / 孤独なビルヒニア

Diabladas y Ch'uta / ディアブラーダ・チュタ

4.ラテ研の後輩グループ Mucho Gusto

しっかりやってる姿を確認し、嬉しかった。
かなり、攻めてた。

演奏についての感想は以上。

撮影に忙しく、細かい部分は分かりませんでしたが、
演奏にかなり満足、自身のモチベーションもダダ上がり、しかも良い映像が撮れた、
といういいライブでした。

あんしらには僕も何度か出演したことがあり、最後に出たのは6年前でした。
ドヤ顔で弾いたものの、納得いかない批評を受け、怒りを覚えたものです。(あはは、若いな)
今回ビデオ撮影を依頼されたので、6年ぶりに行って来たのですが
行って本当によかったです。

演奏会に参加した方々、お疲れ様でした。
今後の活躍をお祈り致します。ぜひ続けましょう。
僕も頑張ります。

次回、「批評とは何か(仮)」に続く。

…続かないかも(-:

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ラテ研の卒業ライブと追いコンにお邪魔してきた 20120318

Sakana

kawaです。

さて、慶應ラテ研の卒業ライブがあり、僕はOBとして参加させてもらいました。
僕の同期に、未だにサークルと深く繋がっている人がいて、
彼の企画でOBグループを作るので、卒業ライブに出ようと誘われました。
僕は最近のサークルってどんななのかなと思い、また昔のサークル活動が懐かしく感じられ、
演奏に参加することにしました。

会場に入ると、手作りの装飾がなされていました。
「皆の者 魚を放て」
???
後で聞いて初めて意味が分かりましたが、
卒業生のグループ名にちなんだタイトルだったとのことです。
そう、やっぱりというか、この日のライブは完全に内輪向けのライブだったのです。
内輪向けと言っても門戸は解放されており、
他の大学のサークル友だちも大勢来ているようでした。
僕のいたころは卒業ライブなんてなかったし、ライブがあっても
他の大学からこんなに多くの人を呼ぶということは、きっと出来なかったなー。

ライブの出演者は主にラテ研の人たち、それに他の大学の人も混ざっての演奏もありました。

僕も行ったからには一応演奏しました。
同じOBグループに他のチャランゴ奏者がいたので、僕はテナーウクレレを試しました。
結果、僕にとってのテナーウクレレはソロ楽器もしくは主線楽器だと再確認し、
僕のチャランゴ演奏を後輩に見てもらうべきだったかもなーと反省をしました。
演奏もロクに準備出来ておらず、直前に考えたアレンジも、新しい服に
楽器が滑って失敗。何しに来てるんだかと自己ツッコミしました。

反省する僕に気づかないかのように、ライブは盛り上がって行きました。
卒業生の最後の演奏に合わせ、客席の端で酔っ払ったかのように踊る人たち。

各演奏について思ったことを書きます。

まず、チャランゴのテクニックは現役に伝承されていないなーと思いました。
僕が現役時代にやっていたテクニックは、そういえば引き継いでいなかったな、と反省。
いや、誰も引き継ぐ人がいなかったのかも?どうでしたっけ。
ここは僕が責められるところかもしれません。
いまから場を設けて、チャランゴ講座とかやりましょうかね。(あ、おじゃま虫?)

次に、OBが演奏するって難しいよなー、ということを思いました。
OBは現役に比べて伸びしろが減って行きます。
経験年数と実力のグラフは単純な一次関数ではありません。
時間経過と共に技術的に成長する度合いは、どうしても小さくなります。
どこかで頭打ちになりがちです。でも、さらに上の世界は存在するのです。
そこから更に一皮剥けるには、さらに膨大な時間を必要とするのかもしれません。
僕自身もそれを感じて、悩んでいるところですが、
それでも出演し続けた方がいい、という意見には同意し、敬意を抱くところであります。
あと、時間的制約があって、合わせが中々出来ないという所も悩みどころですよね。

最後に、現役生の演奏は、どれも一生懸命やってるんだなーと感心しました。
とてもリラックスしていて、かつ情熱的な演奏は、こういう空間だから成り立つのかな。
ユーミンの「卒業写真」を演奏しているところがあり、いい曲だよなと浸ったりしました。

終演後、片付け。
キラキラに装飾された魚を外すのを手伝いながら、卒業生と初めて話をしました。
ラテ研が好きみたいで良かった、と思いました。

打ち上げ兼追いコンにまで着いて行き、現役と離れたOB席で、
卒業生が色紙や記念品を渡される姿を眺めていました。
途中から、写真撮ってあげれば後で喜んでくれるかなと思い、撮影班の仕事をこなしました。
後輩から暖かい送り出しを受ける卒業生をみて、良いサークルだなと思い、同時に、
サークルは入れ物に過ぎない、大切なのは、中にいる人なのだなー、と思いました。
僕は、もう会えなくなった人のことを思い出して、一人思い出にふけりました。

【余談】
ライブと追いコンの合間に、仲間とミスドへ入りました。
このメンバーでコスキン(あったら)出てみる?という話になりましたが、
その場にいたメンバーはチャランゴ4人、ギター1人でした。
じゃあ僕はギターやるよと宣言し、昨日、新しいギターを買いました。いいギターで満足です。
でもチャランゴまだ3人いるんですけど…。やるのかな。少し楽しみにしています。
(あ、書き方がどこか人任せだ!)

どうしてやるかって?
大切なのは入れ物じゃなくて、人なのですよ。

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自分の音楽活動履歴をまとめてみる

kawaです。

大学のサークルの卒業ライブと追いコンにおじゃましてきた。
僕が卒業して何年も経って、もはや現役生の何人も知らないのだが、
懐かしい場所で、懐かしい音楽を聞くと、昔のことが思い出された。
ライブの感想は後で書くとして、この機会に、
僕がどんな感じで音楽活動やってきたかをまとめてみようと思った。
大したことではないけれど、個人的なメモとして。

音楽をやろうと思ったのは、高校に入った頃だった。
入学と同時にブラスバンド部に入部し、パーカッションを担当。
同期で同じパート、田中佑司と仲良くしてもらう。
佑司は後に、くるりのメンバーになったり、武道館ライブに出たりするほどの
ドラマーだが、やはり、高校入学時点から飛び抜けていた。
複雑なリズムもノリ良く叩くし、音の一つ一つをとっても、格の違いを感じさせた。
僕は自分がドラムをやる意味がわからなくなっていた。
他にも色んな理由があり、僕はブラバンは割と早く辞めてしまったが、
けじめとして、高校3年の時に学園祭にて演奏した。
ニルヴァーナメタリカブルーハーツ。やっぱりロックが好きだ。

参考:佑司が出演しているDVD(ゲスト扱い)


慶應義塾大学に入学すると同時に、ラテンアメリカ研究会
(現:ラテンアメリカ音楽研究会。通称ラテ研)に入部。チャランゴを始める。
ここなら佑司みたいな超人はいないだろう、と思ったかどうかは覚えていないけど、
チャランゴはしっかり身につけたいなーと、何となく思っていた。
2001年より2〜3年、チャランゴ奏者TOYO草薙さんの主催する
チャランゴ研究会(チャラ研)」にほぼ毎回参加し、草薙さんのかわりがりを受ける。(良い意味での)
チャラ研では様々なテクニックを教えてもらったし、
色々な音色のチャランゴが聞けたことも良かった。
僕のチャランゴ演奏における基礎は、ここで確立したと思う。

2004年、つてを頼りにボリビアに短期滞在し、ドナート・エスピノーサ
サウル・カジェーハスのレッスンを受ける。
それぞれ5日間ほどだったが、何かを掴んだような気になって帰国。
一方で、高山病に苦しみ、切り裂き強盗に2回あい、
約20日間の滞在で体重が4キロ落ち、ボリビアは向いていないなと思った。
このころ、チリ人チャランゴ奏者「フレディ・トレアルバ」を知り、衝撃を受け、
ちまちまとコピーに取り組み始める。

このころの自分の演奏動画が残っているので載せておく。

演奏を上げるのは恥ずかしいが、僕の演奏はどれも恥ずかしい、っていうか
演奏ってそもそも恥ずかしいものではないだろうか?と思っている。

大学卒業後、一緒に演奏していた仲間が遠くに行ってしまったこともあり、
早くもチャランゴ演奏に行き詰まりを感じていたところで、
ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロを知る。
DVDを購入して、テクニックを拝借する。

ついでにテナーウクレレも購入。
同時期にギター奏者の押尾コータローに衝撃を受け、これまたDVDで研究するが、
チャランゴのボディを叩いてもドラムにはならない、と悟る。

また、チャランゴを流行らせるにはどうすればいいのだろうかと考えたり、
ブログを書いたりしているうちに、メールマガジンのアイデアが生まれ、
ブログで「誰か作って!」と訴えるも、当然ながら誰も動かない。
最初は友人に依頼して仕組みを作ってもらったが、スパム投稿が多くなり、
仕方が無いので、自分でプログラムを勉強して、作ることにする。
同時期に仕事が忙しくなり、チャランゴ演奏からほぼ引退状態になる。
2〜3年は殆ど触らなかった。ケースからも出さなかった。
1度だけコンサートに出演したが、散々な出来栄えだった。

2011年中頃、やっと仕事が落ち着き、
またある出来事により決心し、チャランゴ演奏を再開する。
秋に、大阪に移り住んだ仲間に呼ばれ、大阪に行って演奏した。


これまた恥ずかしい演奏だが、まあかわいがってやってください。
ちなみにこの動画がきっかけでフレディ・トレアルバ本人とコンタクトが取れ、感激した。

よし、チャランゴをまたしっかりやるぞ、と思っていた所で
ギターデュオ「Rodrigo y Gabriela」を知る。
ロック魂が呼び覚まされ、ガブリエラのストロークの練習をし始める。(今ココ)

はー。そんな感じかな。

今後どう展開していくかわからないけれど、せっかく買ったテナーウクレレで
1曲、ジェイクの曲をやってみたい。
フレディ・トレアルバの演奏の研究も進めたい。
あと、ガブリエラのストロークをマスターして、それにチャランゴを合わせたい。
よりヘビーな演奏を作れたらいいな。でも時間がないかもしれない。
そういえば、フラメンコギターのパコ・デ・ルシアと、チャランゴ奏者のハイメトーレスが
合奏している動画があったな。これ

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震災から1年

震災から1年。

追悼番組を見ながら、あの時を振り返る。
多くの命が失われ、未だに問題が残っている。

多くの人の人生に影響を与えた震災だったと思う。
僕も、自分の生き方がこれでいいのか、考えなおす1年になった。
自分がいつ死ぬかなんて、本当に分からないものだ。

犠牲になった多くの方々に、改めてご冥福をお祈りいたします。

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木下さんを炎上マーケティングだなんて言って、すいませんでした

暇だったら、フォルクローレギターリスト、木下尊惇さんのwebサイトを見て頂きたい。
山木屋小学校五年生が作った歌『わ』のCD制作と
コンサートのための資金にご協力をお願いいたします。

http://www7b.biglobe.ne.jp/takataka-office/saludos/yamakiya/onegai/onegai.htm

ふーむ。どうやら僕は勘違いしていたようだ。
木下さんはCD代・その他必要経費を募集している。

木下尊惇さんは何を考えているのだろう?
「被災地には音楽が届けられ、自分のポッケにはお金が入る、…win-win!」
と言ったところか。

木下さんは炎上マーケティングではありませんでした。ホンモノです。
勘違いしていました。すいませんでした。

あ、別に僕は批判したいわけではないですよ。
ただただ興味深いだけで、全く怒ってなんかいないですからねー☆

ちなみに僕に出来ることは、フォルクローレイベント情報の収集と配信です。
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とか言って、僕も乗っかかってみた(-:

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木下尊惇さんの福島支援の件が炎上していることについて

このブログからだと思うが、木下さん批判が始まった。

笹久保伸さんのブログ
Sasakubox
http://shinsasakubomyblog.wordpress.com/2012/02/24/1609/

--引用始め--
木下尊惇が福島原発によって避難している小学生を利用し
「復興」と言う名のもとに小学生のCD録音、CD制作費用として寄付金110万円を求めている
と朝日新聞に出ている。
--引用終わり--

で、Facebookとか、他のブログとかに飛び火して、燃え上がっているみたい。

僕は、記事を目にするまでは何も言えないなと、今日まで書かないでいたけれど、
本日、新聞コピーを見せていただいたので、全容を把握した気になって、
恐る恐る火に油を注ぐ所存まとめてみたいと思う。

全文はこちらから見ることが出来る。

「朝日新聞」夕刊に木下尊惇さんの「山木屋の『わ』プロジェクト」
http://tanzawa-yumekoubou.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-9162.html

なるほど。
この書き方は、読み方によって受け取り方が違ってくる書き方だな。
で、ふと思ったのは、「これって、炎上マーケティングってやつじゃないのか?」。

この炎上マーケティングの仕掛け人は、
木下さん、記事を書いた朝日新聞の佐藤さん、あと、ブログを書いた方々。

朝日新聞の佐藤さんの書き方が絶妙で、さすがプロだと思わせる。
どうすればネットで盛り上がるかを意識した書き方なのかもしれない。

フォルクローレ業界が盛り上がって良かったですね。


と、思っているところで、web版の記事を発見しました。

朝日新聞 MyTown福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001202280004

web版の方は寄付金については触れられていない。
後でまずいと思って削除したのかもしれない。
フォルクローレにしては盛り上がりすぎだ、と思われたとか?(違うな)

以上。

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ギター持ってきた(日記)

ギター弦が安い。3セットで2300円くらいとは!

弾丸で実家に帰り、礼服を取って来ました。
滞在時間、3分くらいw

ついでにギターも持って来ました。
これでうちにある楽器は、
チャランゴ2台、エレアコチャランゴ1台、エレキチャランゴ1台、バリトンチャランゴ2台、
クラシックギター2台、サイレントギター2台(ナイロンとスティール)、テナーウクレレ1台です。
誰が使うんだ・・・。

で、張替えをしようと、上記の弦を買いましたと。
セットにしただけでも安いのにそこから半分以上割り引かれている。
すごいですね。

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