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150315の日

突如としてギターを欲する気持ちが芽生え、楽器店へ。
渋谷の街のわかりにくい辺りにそのお店ははあった。
お店に入ると屈強そうな白人3人組がアコギを構え、ベシベシと試演していた。
たぶん奴らは、客。まだ3月なのに、半袖だ。
僕は店内を探したが、目当ての楽器が見つからず、店員に尋ねた。
店員は盛り上がってる白人を英語でたしなめ、
天井から吊るされていたギターを差し出してくれた。

インターネットで調べた、有名ギター工房の中古ギター。
値段は新品の半分だ。
トップは杉。
杉のギターに惹かれて、ここに来た。
杉は松よりもロマンチックだ、とあるブログに書いてあったのを観た僕は、
ロマンを求めてYouTubeを繰り返し探したのだ。
そしてこのお店に辿り着いた。

ドキドキしながら構え、Emのコードを押さえたそのとき、僕は気づいたのだった。
ネックが反っている。
Emはまだいい。
Fのポーズを取り、ワンストロークを振り下ろした時に確信した。
このギターは弾きにくい。
せいはした人差し指に力が入るのは、まあいつものことであるが、
今日は小指が笑っていた。
当然、十分な年齢を重ねた僕の小指は、このような公共の場で声を出したりはしない。
それは、場をわきまえた微笑である。ジェントリー・スマイルだ。
ここまでくれば、あとはGだ。
おおよそ分かっていた。
分かってはいたが、彼はまた笑ってしまったのだ。
Gで笑うなんて久しぶりだな、しかも予想していたのに。僕は思った。

店員にギターを返した。
どうでしたか?と聞く彼に、若干反ってますね、と返すと、彼は少しのためらいの後、
委託品ですから、と答えた。
深い追求はやめよう。
彼にも、おそらくお店にも、事情というものはあるのだ。

失意のまま店を出た時には割りと汗をかいていて、
半袖の白人たちはだいぶ長いことあの店に居たんだろうなと思った。

吉祥寺へ。
アンデス民族音楽の調べという演奏会へ。
学生が主催する演奏会だ。

今年はエレアコのギターに対して、マイクとラインで取っているのが目立った。
これで低音が安定していて良かった。(PAの技。ギター奏者もうまい人が多かった)
1年生から4年生まで各学年出演していて、年齢に比例して上手くなるのがよく分かる。
とくに4年生は練習の積み重ねがわかる、いい演奏だった。
今後、いずれは僕も抜かれて行くと考えた方がいいのだろう。
こちらはこちらで、こつこつと練習しているつもりではあるが、
しかし、自分は果たしてどれだけ成長していると言えるんだろうかなどとも思ったりした。
ほかに発見としては、前から気になっていたチャランゴの材質の確認ができたことなど。
タルコ+ドイツ松+(たぶん)プレフェリータ。

久しぶりに会う人が大勢居て、人とのつながりは大事だとも思った。
最近、ずっと一人で練習なので、思考が狭く鋭くなっている気がする。悪い意味で。
でも、アウトプットをするためにはインプットが必要であって、
いまはそういう時期なんだろうと思っている。
などと書いていて、アウトプットなんてしないうちにいなくなるのかもしれないけど。(-:

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