最初に新しいCDについて。
チリのチャランゴ奏者たちの演奏を集めたアルバムが出ました。

僕はここから購入しました。↓ CDではなくて、ダウンロードだけど。
DESCARGAR CHARANGUISTAS CHILENOS - Charango Autores Chilenos Volumen 2 (FLAC) // PORTALDISC - DESCARGA LEGAL DE MUSICA.
このシリーズ2作目。チリはボリビアやペルーとはまた違っていてとても面白いです。
企画・取りまとめは、このブログでも以前紹介したチャランゴ教則本の筆者でもあるPedrottiさんのようです。
Charango Method / Metodo De Charango

130420 チャランゴ教則本 Charango Method が素晴らしい: 白いあなぐら
CDも本も、いい仕事ですね。
日本でもチャランゴ奏者を集めて同様のアルバムが出せたら面白いなーと思ったんですが、
現状はかなり難しいのではないでしょうか。
日本の奏者はカバーが多いですもんね。
いい曲は演奏していて気持ちいいですもんね。僕もカバー好きです。
でもオリジナルが生まれていかないと、こういう流れにはならないんだろうなー。
次の話題です。
Facebookに投稿されたある日本人のチャランゴ演奏動画が、
現在時点で1900回以上シェアされ、47000回以上再生されています。
主に南米の人たちにウケている模様です。
日本で弾いてる人はたまにいるけどあまりいない、ボリビアの田舎の鉄弦チャランゴですね。
南米の人たちには、日本人がマニアックな演奏をしている!とウケている感じなんでしょうか。
奏者はかなり若そうですね。
プロフィールを見ると京都の大学の出身の方のようです。
なるほど。僕はそのサークルの数人に会ったことあります。
ちなみにギターを弾いている彼、僕も伴奏してもらったことあります。
また一緒にやりたいなあ。
最後は個人的なメモです。
僕はチャランゴを複数持っているのですが、最近は12年ほど前に特注で作ってもらった
チャランゴに触れています。ナット幅を通常より2mm狭くしたモノです。
このチャランゴ、独特な面白い音がするんですね。
材質を「Jacaranda(ハカランダ)」って言って注文したんですが、ボリビアいうハカランダは、
日本のギターなどでいう、ハカランダ=ブラジリアンローズウッドとは限らないんですね。
ブラジリアンローズウッドと言えば、いまや希少材でなかなか手に入らないものですが、
ボリビアでは同じ「ハカランダ」って言っても、木の種類が沢山ある。
どうやら、40種類くらいの木をひとまとめにしてそう呼んでいるようです。
(出典:Charangos Achá - Maderas)
それで、僕は数年前に買ったんですよ、日本のメーカが作ったブラジリアンローズのギターを。
日本のメーカがブラジリアンローズと言えば、間違いないだろうと。
そしてこのチャランゴの木目と比べてみたんです。でも、正直よくわかりませんでした。
大きな違いは香りで、チャランゴはバラっぽい匂いがしますが、
ギターの方ははチョコレートのような匂いがしました。
でも、このチャランゴ、最近は当初のような強烈な匂いも落ち着いてきましたし、
あと何年もすると派手なバラの匂いは落ちて、チョコレートになるのかなとも思います。
また、ある楽器店に持って行ったら、この木はピカーナなのではないかと。
ピカーナって調べてみると、どうやらオリーブウォールナットのことのようですね。
ネットで調べて画像を確認しまして、そうかもとも思いましたが、
木の切り方によって木目は変わるし、よくわかりません。(-:
いい音していれば、この楽器の木が何かなんてどうでも良いとも思うんですけど、注文する時に困りますよね。
例えば、あの人の使っているチャランゴはどうやらハカランダで出来ているらしい、
よしハカランダで注文しよう!って言っても思う通りの木で作られない。(-:
僕はこのチャランゴで一応満足しているし、当面は新しいチャランゴを注文しないと思うのでいいんですが。
あと、このチャランゴで悩んでいるのが、弦。
フロロカーボンを張っていたのですが、どうもストロークが綺麗に出せず、
メディナアルティガスの1220番を張ったら、安定するまで音が気持ち悪い。
ようやく1週間経って弦が安定し、いい音が出てきたと思うんだけど、どうも違う。
もっとクリアな音がいいような気がする。するとブラックナイロンは避けて、
透明のナイロンか、それとも白い研磨弦を試すべきか。
研磨弦といえば、先の京都の大学の先輩の人とラパスで会ったことがあって
その人に送ってもらった当時のachaの初期弦があるんだけど、残り3セット。
イタリア製とのことだけど、現在は製造中止らしいので、気に入ったとしても、
手持ちが切れた時に再び手に入らないのはどうか。
やはり手に入るものを試すべきだろうか。
このチャランゴに最初に貼ってあった透明の弦は柔らかくて良かったんだけどなー。
あれが何なのか色んな人に聞いたけど未だにわからない。
フロロカーボンじゃないかという説がやはり有力なんだけど、もっとクリアで柔らかい音がしたんですよね。
弦も木材も見た目ではわかりませんね。
そんなところで。