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2016年8月

160813-14 硫黄岳 横岳 赤岳

僕にとって約20年ぶりとなる本格的な登山。
ルートは以下のとおり。

美濃戸山荘~北沢~赤岳鉱泉~硫黄岳~硫黄岳山荘(宿泊)~横岳~赤岳展望荘~赤岳~文三郎尾根~行者小屋~南沢~美濃戸

北沢ルート
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硫黄岳 かなりのガス
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硫黄岳周辺
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硫黄岳山荘
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横岳へ向かう
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横岳周辺 今回最大の危険地域
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ゼルダみたいだ。
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鎖場が続く 砂煙
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赤岳へ
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赤岳山頂付近
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下ってるんだけど、あっちの山が気になるから行くと言い出した友人
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もし帰ってこなかったら、みんなで止めたんですが、と言おうと口裏を合わせる。(-:

南沢ルート 苔が綺麗
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写真は以上。

今回のきっかけは、4月下旬に大学の寮の同期での飲み会で、
1人が山が趣味だと言った。
じゃあ、みんなで行こうぜということになり、4人で行くことに。
僕は、どうせみんな運動なんてしていないんだろうと高をくくっていたが
マラソン走れるくらいの者、山が趣味の者、自転車が趣味の者、と
実はみんな体力的に十分だった。
それを知るのは登り始めてからなんだけど。

僕はといえば、運動といえば、もっぱらダンベルプレスくらいで
山に必要な筋力や持久力は全く備わっていなかった。
さすがにこのまま行くのは大変だろうと思い、2ヶ月位前から
スクワットを始めた。これが効いた。

登山開始当日の朝2時半に僕の近所のコンビニで待ち合わせ。
車で拾ってもらい、長野入り。
深夜にも関わらず、お盆のためか、中央道はそれなりに車が走っていた。
長野に着いて、まんが喫茶で朝まで仮眠。
朝は松屋の朝定食を食べ、コンビニで食料を揃え、9時ころから登山スタート。

みんなさくさく登っていく。
普段、運動なんてしているのかと確認したら、まーみんなしているということ。
僕はといえば、スクワットの成果で足は大丈夫そうだが、
心肺機能が足りず、息切れ。(-:
硫黄岳に至る山林はかなりきつかった。(みんなもきついとは言っていたが)

14時半頃、硫黄岳山荘に到着。ここで一泊。
生ビールを購入し、買い込んできたウイスキーと炭酸水でハイボールを作る。
みんなかなり飲んでいた。
硫黄岳山荘は、皇室が利用したことがあるためか、設備が非常に充実している。
ウォッシュレット、シャワー完備。トイレ臭くない。
僕が子供の頃に登った山にはこんなのなかったなー。
夕食もボリュームがあり、満足。8時に消灯、すぐに就寝。

翌朝5時起床。
朝ごはんをいただき、6時半出発。
事前に聞いていた通り、横岳周辺は大変なルートだった。
急な崖に鎖場が続く。落ちたらゲーム・オーバーである。
慎重にゆっくりと進む。
横岳山頂に到着した時の達成感は相当なもので、思わずニヤついてしまった。
その脇で友人の一人がはしゃぎ過ぎて、滑落しそうになってた。
彼はテレビに出ている人なので、全国ニュースになるところだったな。(-:

今回の目標である、八ヶ岳の最高峰・赤岳へ向かう。
難易度・危険度は横岳の方が上だろう。
しかし、かなりの傾斜のある岩山で、高地ということもあってか、息が切れる。
途中で犬か人か、何者かの糞が落ちていて、それを避けるのにも神経を遣う。
山頂に到着。目的達成。
山頂には人が大勢いて、写真を撮るにも順番待ちだった。
しばらく時間を過ごしてから、下山。

下山のルートは結構な傾斜だった。鎖を辿って、ゆっくりと降下する。
途中で中学生くらいの男の子とおそらくその父の2人組がいたが
中学生は完全にグロッキーで、父のリュックに両手を添えて、なんとか下山していた。
そういえば、危険な横岳付近にも小学生くらいの女の子がいて驚いたものだが、
子供の頃にあまり無理やり大変な山に連れて行かれると、山が嫌いにならないだろうかと心配になる。
僕がそうだったので。

分かれ道があり、一人はあと2つ山に登りたいと言い、一人で登り始めた。
あいつが帰ってこなかったらどうする?
止めたんだけど、勝手に行きました、というしかないな。と対応を確認。

行者小屋で昼休憩を取り、南沢ルートは穏やかな森林。
疲れはあったが、いいペースで抜けた。
そして2時半に車を停めてある美濃戸に到着。
その45分後に、別れて2つ余分に登った男が無事に到着。早すぎる。
ほとんど休みなく歩いたらしい。

帰りは温泉に寄り、とんかつを食べて、ゆっくりと。
大学の寮の同期と山に登るなんて、全く想像もしていなかったけど楽しかった。
怪我もなく、良い登山だった。

今回の登山の反省点は以下。
・筋力的には問題なかったので、スクワットは継続しよう。
・心肺機能を向上させるトレーニングをしよう。
・靴は問題ない。さすが専門店の専門家的な販売員推薦。
・ザックは、降ろさなくても給水可能なタイプにしよう。
・膝があまり痛くないのは、サポーターが効いたと思われる。
・カメラのレンズは28mm相当の単焦点で全く問題がない。
・カメラの液晶の明るさを明るくして、野外でも撮影しやすくしよう。
・温泉用の着替え等は別途用意しよう。

そして来年の夏は同じメンバーで北岳に登ることになった。
日本で2番に高い山、北岳。僕は14歳くらいの時に父親に連れて行かれたことがある。
夏だったのに、少しだけ雪が残っていたことを覚えている。
あの時は装備がしっかりしたものではなかったし、僕のやる気もなかったので
実は山頂にたどり着く前に、下山してしまった。
山が嫌いになった理由の一つだ。
なお、もう一つの理由は2泊3日の白馬縦走である。体力的にほんときつかった。

でも、今度はきっと、北岳の山頂に行けるだろうな。

と思っていたところで、以下のニュースが。

◎29日に南アルプスの北岳に登山中、道に迷って救助を求めていた兵庫県の女性(46)と大阪府の男性(45)について、南アルプス署は31日、2人を心肺停止の状態で発見したと発表した。気象状況を見ながら救助作業を行う。

(-:

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