20250305 今更ながら2011年アイキレ チャランゴフェスティバル国際部門を振り返る
先日、とある怖いnoteを拝見しまして、改めて振り返りましたので書き残しておきます。
2011年のアイキレ チャランゴフェスティバル国際部門。
当時、同門であり割と年の近い友人(だと僕は認識している)の桑原君が出場するということで、少し気にして様子を探っていました。
探したら記事が見つかったのでリンクを貼ります。
Sobre el festival internacional
(当記事の最後に翻訳を付けます)
記事によるとこの年の国際部門は日本3名、チリ1名、ペルー2名、コロンビア1名、アメリカ1名、ブラジル2名、国内(多分ボリビアのこと)3名が出場し、日本の桑原君が3位に入っています。(その数年後、桑原君は優勝)
当時1位の方の最近の演奏。(名前が同じなのでたぶんこの人ではないかと)
2位の方の最近の演奏(名前が同じなのでたぶんこの人ではないかと)
2011年当時の映像
桑原君映ってますね。
チリのペドロプラサ氏も演奏してますが、僕は彼のCDを持ってます。
この年はレベルが高かったのでしょうね。
さて、この年には桑原君の他に2人の日本人が参加しています。
当時僕は認識していたのかどうか忘れてしまいましたが、前述のnoteの方が参加されていたようでした。
この2011年のコンクールに関する、その方の有料記事の内容を読みました。
人生をかけて移住したものたちの戦い、趣味で楽しくvs音楽で食べて行く。
認められないこと、自分が周囲に、自分が相手を。
どちらの立場もわかってしまって、無関係な僕は何も言えないと思います。
競争社会の恐ろしさ。人の残酷さ。これ以上は無理ですね。
僕の知るこの手のコンクールにはだいたい恐ろしい話が付いています。
そもそもコンクールは1位以外はみんな負けということになるでしょうし、審査基準がよく分からないことがありますし、1位であってもたまたま優秀な奏者が出場しなかっただけかもしれませんし、1位になっても一時的な金品以外の何かが保証されるというものでもありません。
僕はコンクールには出ないようにしようと改めて思いました。
--
冒頭のリンクの翻訳をつけます。
国際フェスティバルについて
2011年11月12日(土) 17:31
第28回 フェリア&フェスティバル・ナシオナル・エ・インテルナシオナル・デル・チャランゴ・アイキレ 2011 が、ボリビアのコチャバンバ県アイキレ市(チャランゴの国内首都)にて、数日前に開催された。
このフェスティバルでは、美しい楽器であるチャランゴの演奏者と製作家の両方が、さまざまなカテゴリーで競い合った。
製作家の部門 は、以下のカテゴリーに分かれた:
チャランゴ・ワライチョ(小型のチャランゴ)
チャランゴ・カランペアード(または伝統的なチャランゴ)
彫刻入りチャランゴ
厳選された素材を使用したチャランゴ
演奏者の部門 には、以下の6つのカテゴリーがあった:
子ども部門
若者部門
一般(大人)部門
ニュスタ(ボリビアの民族文化における伝統的な女性の称号)部門
カランペアード(伝統奏法)部門
国際部門
国際部門では、日本から3名、チリから1名、ペルーから2名、コロンビアから1名、アメリカ合衆国から1名、ブラジルから2名、そして開催国ボリビアから3名が参加した。
今回の大会では、ミゲル・アンヘル・ビルカ が 「チャランゴ・デ・オロ(黄金のチャランゴ)」 を獲得し、コロンビアのタティアナ・ナランホ が 「チャランゴ・デ・プラタ(銀のチャランゴ)」 を受賞、そして 日本の桑原健一(Kenichi Kuwabara) が 「チャランゴ・デ・ブロンズ(銅のチャランゴ)」 を受賞した。
特筆すべき点として、この若き演奏者(桑原健一)は、ルシエール(楽器製作家)フアン・アチャ・カンポスの手による2本のオリジナル・チャランゴを使用して演奏した。