しょこたん

20140505 しょこたんライブ行ってきた

しょこたんのバースデーライブへ行ってきた。
なんと座席は4列目。

今回のライブは今までとは趣向をかなり変えていて、ディズニーの劇場
アンフィシアターの舞台装置を活用したものだった。
バックの大スクリーンにRPG風の映像を映しながら、物語仕立てにライブは進む。
ディズニーのアトラクションっぽく、ダンサーがたくさん登場したり、
ステージの真ん中が地中に潜ったり、回転したりとダイナミックに展開する。

田中公平と川村竜バンドの伴奏での「愛の讃歌」と「未知の記憶」がすばらしかった。
バンドにはピアノ、キーボード、エレキギター、ウッドベース、
トランペットにサックスが加わる。
あの編成でもう10曲くらい聴きたい。
愛の賛歌はしょこたんのお祖母さんのストーリーを知ってるだけに、余計に泣けた。
続いての未知の記憶はもうバンドの演奏と歌声が完全にマッチしていて、そのまま泣けた。
年取ると涙腺緩んで駄目だ。

今回はこの編成での演奏は少なかったけど、
10年後くらいには都内ホテルのディナーショーかなんかで
もっとたっぷり聴けるような気がしている。いまから楽しみだ。

関連リンク
田中公平先生|中川翔子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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しょこたんライブに行く 10月27日の日記

kawaです。

「ギザ10べすと!!中川翔子の音返し(^ω^)」に行ってきました。

*ネタバレあるので、これから同じライブに行く方は先を読まない方がいいかと思います。

新幹線に乗って、名古屋まで行きました。
本当は東京が取れれば良かったんだけど、平日は会社だし、土曜日は
友人の結婚式と重なってしまい、名古屋行くかどうするか、と考えていたら、
チケットの先行販売が終了。
まあ今回はしょうがないかなーと思いながらも先月のライブに行ったら、それがすごいライブでして。
これは行かなくてはと思い、わずかに残された「一階後方立ち見」のチケットを購入したのでした。

会場はzepp名古屋。名古屋に到着し、サイトを調べると、
名古屋駅からあおなみ線に乗り換えるか、もしくは徒歩で25分とか書いてある。
時間に余裕はあるし、iPhoneの地図を見ながら歩けば着くだろうと、歩き始めたものの、
話題のアプリ「マップ」に苦しめられました。あれ、やはり無理ですね。笑
iOS 6の新しい地図にネット中が困惑 謎の「パチンコガンダム駅」「マクドナルド駅」などが出現 - はてなブックマークニュース

一時は電車の車庫に迷い込みながらも、なんとかzepp名古屋にたどり着くと、
そこはコスプレさんたちでひしめいていました。
何かのキャラクターの衣装を着たり、自作したしょこたんのライブの衣装を着たりしています。
初めてしょこたんライブに行った4年ほど前、僕はコスプレを見るとすごい違和感を
感じていたものですが、今ではもはや余裕で対応出来ますね。(ドヤ
↓4年前にしょこたんライブに行った時の日記
続・コスプレ耐性: 白いあなぐら

そういえばつい先日、ハロウィンがこれまでにない謎の盛り上がりを見せていましたが、
コスプレ文化のようなものがここ数年で世間に浸透してきた結果、
ハロウィンのようなイベントも親しまれるようになってきたのかもしれません。

開場時間になり、「1階後方立ち見」券を買った人たちは整理番号順に入場となりました。
僕の番号はかなり後ろの方だったため、劣悪な視聴環境を覚悟していましたが、
運良く人の少ない方のコーナーに周れたようで、会場に入ると前に1つ列が出来ているだけでした。
これは本当に幸運でした。
zeppという会場も僕の想定より小さく、1階の一番後方であるこの場所からも割りとよく舞台が見えます。
ただし、立ち見席はかなりの人口過密。
前も後ろもヒトヒトヒトでした。
これは周りの叫び声が近く聞こえるという楽しい面がある一方で、
盛り上がった後ろの客の回すタオルが僕の髪型を変更し続け、
振り下ろされるサイリウムが耳をかすめ続けるという、シビアな局面もありました。

ライブ開始。ステージ後方のスクリーン内に登場したしょこたんは、
楽屋から生中継していることを伝えました。
これまでと違う展開です。
楽屋にはデビュー10周年の間に出したCDや本などが机に並べられていて、少しのコメントをしてから、
バンドメンバーで集まり、円陣を組み、掛け声で気合を入れてからステージに向かう様子が映されました。
これまでの集大成的なライブなのだという雰囲気がひしひしと感じられます。

バンドメンバーに続き、しょこたんが眼前に登場。
これまでにリリースした全シングルのメドレーが始まりました。
舞台後方のスクリーンにはこれまでのPVなどの映像が流れていきます。
当時のしょこたん、若え。
2008年に初めてしょこたんを生で見たときの衝撃などを思い出しました。
確か4thシングルの番組収録を観に、フジテレビに行ったのでした。
あの時の印象は「こんな可愛い生き物が居るのか」でした。
今ではライブパフォーマンスもかなり向上し、過去の曲を歌っても
こんなうまかったかなーと思うくらいです。
スカシカシパンなど、ものすごく久しぶりに聴きました。
これまでの曲を怒涛の勢いで繋いでいきました。
後で調べたところ、曲数は約40曲にもなりました。

アンコールで登場したしょこたんが最初に歌ったのは、聖闘士星矢のオープニング。
これはいま放送されているリバイバル版でしょこたんが関わっているからですが、
僕の周辺では、おそらく初期の聖闘士星矢ファンが多かったのでしょう。
サビの「せいんとせいやー!!!」だけでなく「ぺーがさすふぁんたじー!!!そうさ(略」
などのところでも、みんな野太い声で全力で歌っていて面白かったです。

アンコールに入ってからは、本編の怒涛の展開は一休み、ゆったりとした時間が流れました。
アンコールで歌う曲は、ルーレットに書かれた曲が弓矢で射られて決まりました。
しょこたんに選ばれたファンがステージに上り、弓矢を引きました。
また、1stライブで実際に使用した衣装のプレゼント抽選が行われ、
無事に21歳の女の子がゲットし、アニメ声で「毎日着ます…!」と喜びを表していました。
ちなみに前のライブで衣装をゲットしたのは男性で、しかもその衣装を着て、
名古屋ライブ客席にいたようです。よく入ったなー。笑

しょこたんの歌は明らかに好調で、特にホロスコープは野音と比べ完璧で感動しました。
そして振り付けもパワフル。ライブ全編を通じて、すごいパワーを発していました。
バックバンドも、今回はツインギターで豊かな厚みがあります。
ドラムはxに影響を受けているようで、かなり僕好み。笑
帰りにバンドメンバーのシルエットが写ったTシャツが売っていたので、記念に買いました。
夜、Twitterでドラマーの方にメンションを送ったところ、返事をくれて嬉しかったです。笑

すべてのプログラムが終わり、ファンへの感謝の言葉を伝え、
またねー!と何度も叫びながら、彼女はステージを去りました。
今回も充実したライブでした。
来て良かったと思いながら、会場を後にしました。

そういえば今年の初めにしょこたんと少しだけ言葉を交わした際、
「今年はライブたくさんやるよ」と教えてくれ、反射で「たくさん行きます!」
というような答えをしたその約束を、これで無事に守れたのかなと思います。
今年は、5月の野音、秋のホールツアー2回に、zeppツアー1回、合計4回も
ライブに行きました。おまけに夏に後楽園にも行ったな。(海外には流石に行けなかったけど)

来年も楽しみにしています。

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しょこたんライブに行く 2012年9月27日と29日の日記

kawaです。

中川翔子さんのコンサート
「ギザ10 しょこ【生】ツアー---!! 2012」に行ってきました。
それも、2回。

27日。平日木曜日。渋谷公会堂。

僕が着いた頃には既に開場時間で、色んなコスプレさんたちが
わらわらと入場のためのうずを巻いていました。
いつも思うのは、女性客が多いなーということです。
半分くらいは女性かと思われます。

スモークの張られたホールを前方に向かい、着席。
本日の座席は、前から6列目でした。
見ると1列目はビデオカメラのレーンに使用されており、
また、僕の前の列はたまたま空席。視界を遮るものは何もありませんでした。
ステージの上から下まで、しょこたんの全身と、びっしょりかいた汗と、
細かい表情まですべて見える非常に良い席でした。

この日のライブは、緊張感がありました。
ここは5年前に行われたしょこたんの1stライブをやった場所で、
また、彼女のお父さんが生前にライブをやったことのある場所とのこと。
かなり思い入れが強いのだと思います。
いつもに比べて、MC少なめで、ドライブ感が増した進行。
歌いながら、時折、空を見上げる表情と目線にぐっと心掴まれました。

バックバンド、ギザレンジャーの演奏も勢いと安定感があり素晴らしかったです。
僕はやはり、ヘドバンを繰り出すギターのアンジェロさんが好きで、
ギターソロのところで「アンジェロー!」と叫んでみました。
するとすぐ後ろの女性も同じように叫びました。叫び手冥利に尽きます。

ファンたちの結束もかなりものです。
ライブ前、席に着いたところで、ピンクのはっぴを来た若い女の子がすっと近づいてきて、
サイリウム1本とチラシを渡されました。
1曲目をピンク色に染めようという企画をやりたいので協力をお願いします、とのことでした。
チラシには、ライブの企画会社に事前に連絡を入れてOKを貰っている事と、
使い終わったものは回収するので捨てないで下さい等と書かれています。
ファンの有志による企画だったのです。

これ全員分準備したんでしょうか、大変なことです。
この計画は見事に決まり、1曲目に全面ピンクの海が現れ、しょこたんも感激していました。
また僕達の隣には、大声でコールを入れる係のような人がいて、
彼の掛け声で、周りの人がコールを合わせやすくなっているのですよね。
そういう人達のおかげもあって、さらにライブの楽しさがアップしているのだと思います。

歌も熱いし、演奏も熱いし、おまけにお客さんも熱い。
この日のライブ、トップクラスに痺れたライブになりました。

本日は友人を1人、新たに誘っていたのですが、彼は弁護士。
いい年こいて、しょこたんライブに足繁く通う僕を弁護してもらうために呼んだのです
というのは嘘で、ツイッターで何となく呟いていたら釣れ来てくれました。
彼もライブに感激したようで、
しょこたんのパワーとバンドの情熱に圧倒された、また行きたい、
という感想をくれました。また次回も弁護してもらおうと思います。

アンコール、最後の曲が終わりました。
みんなが良いライブだったと回想モードに入りつつあるなか、
しょこたんは、もう一曲だけ歌わせて下さいと言いました。
お父さんの立ったこの場所にまた来ることが出来たら歌いたいと思っていた曲を思い出し、
直前になってプログラムに入れてもらったそうです。
会場全体で再び盛り上がり、感動的なフィナーレになりました。

僕は家に帰ってから10月のZepp名古屋のチケットを取りました。
日程的に難しく、迷っていたらFC先行終わっちゃったので、後方立ち見だけど、
それでも行きたいと思いました。


29日。土曜日。新幹線で名古屋へ。

今度は開場の1時間半前に着いて、コスプレ見学など。
ちょうど会場の近くで別のコスプレイベントが行われていたようで、
コスプレさんがたくさん集まっていました。
ダース・ベイダーさんと、キュウべぇさんの写真を撮らせて頂きました。


すばらしい。
前が見えにくくなってしまうと思うのですが、コスプレにかける情熱が勝利しています。
僕はこういうのがとても好きです。

名古屋での座席はかなりステージと離れたところでした。
前の人の身長が高く、頭と頭の隙間からしょこたんを垣間見る感じ。
僕は彼女が見えないときは、ギターを見ていました。ギターも見応えあります。

セットリストはたぶん渋谷とほぼ同じ。
違ったのは、名古屋用にローカライズされた演出と、長くなったMCでした。
曲中でドアラのぬいぐるみを客席に投げたり、曲間では名古屋への熱い思いを早口で語りました。
スタート前に飲んだという、4000円のユンケルが効きすぎていたのかもしれません。
たまに空回りしている感じが出ていましたが、そこがまた笑いを誘い、
アットホームな雰囲気が出ていました。
また、歌声も一昨日よりも伸び伸びしていて、良くなっていたような印象。
ノリノリ過ぎて、やばかった時の自らの体重や、今日のパンツの色などを喋っていましたが、
あれ、後で怒られなかったでしょうか ;-)

アンコールで登場したしょこたんは、前方にいたお客さんに声をかけ、
お客さんが首から下げていたという絵を身につけました。
これがまた良い感じで。
(〈●〉〈●〉)|中川翔子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

アンコールのすべてが終わった後、しょこたんがステージ脇に姿を消した後も、
感動したファンは席に残ったままコールを続けました。
さすがに出てくることはないかなーと少し思いましたが、
彼女は、ありがとうーと言いながら、また出てきてくれました。
出てきてお礼を言ったものの、さてどう収集を付けようかとなり、最後にみんなで一緒に
歌いましょうと、名古屋といえばの曲を彼女のアカペラに合わせ
ファンのみんなで歌いました。
何度もファンにお礼をいい、しょこたんが再び舞台袖に戻った後、
会場には拍手が鳴り響いていました。
この日も良いライブでした。

次回のツアーではツインギターになるということで、
さらに盛り上がることは確実ですね。
今回、タオルを用意していったものの、回せなかった人たちは
ウズウズしていることだろうと思います。

■以下、余談■

弁護士の彼は業務多忙のため遅刻し、3曲めから合流。
事前の予習用にDVDを渡し、プリチョコが踊れたら楽しめると思うと伝えていたのですが、
2曲目のプリチョコは会場の後ろの方で、ああこれがそうか、と思いながら
みんなが踊るのを眺めていたそうです。惜しい。
その後席についた彼に、サイリウムを4本渡したら、さすがに驚いていました。
ちなみに色は、ピンク×2、青×1、ウルトラオレンジ×1です。

そういえば僕は5年前のしょこたん1stライブのチケットを入手していましたが、
ちょうど祖父が亡くなり、行けなくなってしまったのでした。
あれから5年か。
僕はなんだかぜんぜん違う場所にいます。

昨日久しぶりにニコ生を見たのですが、あまりのテンションの高さに若干ひきましたwww

白いあなぐら: しょこたん

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後楽園ゆうえんちで僕と握手 8月19日の日記

kawaです。

僕のブログ「白いあなぐら」で一番pvがあった記事は
この記事です。
当時、1日平均30pv程度のブログに過ぎなかったのですが、
ニュースサイトのようなところに取り上げられ、
アクセス数は1日で9000を越えました。
8年前のチャット: 白いあなぐら

この記事を書いてから、さらに4年が経ったとは。改めて時間の速さを感じます。

アイドルの握手会などに行ったのは初めてでした。
イベント開始の1時間前に到着し、熱いコンクリートに座って待ち、
ミニライブで3曲ほど聴いた後の握手会でした。

実際に握手をした時間は3秒ほどでしょうか。
係員に背中を流されながら、僕はしょこたんに、渋谷と名古屋のライブに行く事を
伝えました。
しょこたんは、「本当!?」「名古屋もね!」と返してくれました。
流され去っていくファンの手を最後まで握り続ける姿に、
ファンはまた心打たれる訳であります。

というわけで、今週木曜日は有休を駆使して渋谷へ行き、
週末は本当に名古屋に行ってきます(笑)。

以上、現場からのリポートでした。

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2012年5月5日 しょこたんライブ行ってきました

kawaです。

10元突破!SHOKO NAKAGAWA LV UP LIVE 超☆野音祭
上記のライブへ行って来ました。

しょこたんライブは、開場時間より早めに現地に行くといいです。
今回の場所は日比谷野外音楽堂。僕は会場の1時間前に着いたのですが、
すでに色とりどりのコスプレさん達がわらわらと集まっていました。
笑ったのはキュウベエコス。元々は小さいウサギみたいなキャラクターなのですが、
長身の男性が全身白タイツ姿でした。僕はああいうの好きだなぁ。
ちょうどこんなかんじでした。
ライブ始まってもその格好で、ステージが見えにくいと思うんだけど、
その捨て身の根性が素敵です。
他にも、かわいい女の子がアニメキャラのコスプレをしているのも見られまして、
最初は心の間合いの詰め方に迷うところですが、僕はもう慣れました。

開場時間が過ぎ、席に付きます。だいたい前から10列目位の良い席です。
今回は初めての野外ライブでした。
スモークの張られたホールも雰囲気がありますが、野外のステージは日光が当たったり、
ステージが影を作っていたり、風が吹き、空が開けていて気持ちがいいです。
青く開けた空と、カラフルで密集したコスプレさんたちが空間の複雑性を作り上げています。

時間になり、大音量の音楽が流れ始めました。
ステージに設置された4色のバルーンの隙間から白いブーツがちらりと見え、
あれはしょこたんか!?と思ったところで、バルーンが彈け、やはりしょこたん登場。
ピンクのギターを手にしています。
そしてギターで「つよがり」のメロディを弾き始めました。
会場は大盛上がり。一瞬で場が温まりました。
みんな手に持ったサイリウムを勢い良く振り上げています。
やー、今回はギターも弾くのか、と思っていたところで1曲目が終了、しょこたんは
ピックを客席に向けて投げ、出てきたスタッフにギターを渡しました。
1曲でギター終了!ウケました。(でも、すごい練習したんだろうな)

この日はしょこたんの誕生日であり、ハッピーバースディをみんなで歌いました。
大きなバースデーケーキがステージに登場しましたが、
自然の風がろうそくの炎を消し、樹の枝や虫の死骸をケーキに落としていました。
しょこ「今年で27歳、アラサーのアイドルです」
ファン「アラドル!!」
しょこ「アラドル!荒ぶってるみたいでいいですねー」
というような受け答えがあり、笑いました。

ノリの良い曲で前半を盛り上げ、新曲「apple universe」につなぐと、
優しいケーキの香りがするようなゾーンに突入。
客席も巻き込んだ舞台装置で、会場の一体感が高まってきます。

しょこたんのバックバンド、ギザレンジャーは去年と同じメンバーでしたが、
僕はこのメンバーが好きです。
やはり上手い。バラードでは美しく、そしてロックでは激しく。
特にロックパートに入るところで、しょこたんが着替えのため退場してるつなぎに
演奏したインスト曲がとてもハードで、うぉぉ、と唸ってしまいました。
とてもアイドルのコンサートじゃないな!と、いうハードさ。
僕はヘドバンを繰り返して、少し首が痛くなりました。
この演奏はDVDに入れて欲しい所です。

いつの間にか暗くなった空の下、爆音の中で一面のサイリウムが激しく振れています。
僕も右手を強振しながら、しょこたんのステージワークはますます磨きがかかってきていて、
何だかすごいことになってきたな!と、感慨にふけりました。
ロックの激アツさと、バラードの美しさ、そして彼女自身の可愛らしさが
すべてステージに表れていて、グイグイと引きこまれていました。

このライブはこの日だけのライブじゃないんだな、という感覚がありました。
僕は2008年に初めてしょこたんのライブに行って以来、毎年行き続けています。
その時間の連続性というようなものが、ぐわっと凝縮されて感じられるような感じ。
みんなそれぞれのストーリーを積み重ね、共有しているんだというような、
そんな感覚がありました。
僕自身のストーリーがあり、他のファンのストーリーがあり、彼女のストーリーがあり、
それがライブで交わるというような感覚。

ファンの有志の呼びかけで実現した、「空色デイズ」での
会場を青色に染める企画、きれいでしたね。
全員が青のサイリウムを手に持ち、会場を一色に染めました。

あっという間に本編が終了し、アンコールのラストは僕が好きな
「フライングヒューマノイド」でした。とくにサビのところのリズムが好き。
そして彼女の10周年にぴったりな歌詞です。
僕はサイリウムを持ったコブシを思いっきり空に突き出しました。

ファンの作るウエーブがあり、サインボール投げがあり、その後のすべてが終了し、
しょこたんはありがとうと何度も言ってステージを後にしました。
僕は「あー楽しかった」と言って会場を出、清々しい気分で電車に乗って帰りました。

終わり。

【追伸】
秋のホールツアーは名古屋にも行ってみようかと思っています。(当たればだけど)
平日の東京は会社を休んで、弁護士の知人と一緒に行きます。(当たればだけど)
僕がこんなでも、彼なら弁護してくれるはず…!

【追伸2】
僕は今回のしょこたんライブで初めて見たと思うのですが、アンケート用紙が配られていました。
ネットでユーザの声を直に聞ける時代になって久しいですが、
最近はツイッター等の台頭のためか、ブログを書く人が減ってきています。
アンケートが始まったのは、ツイッターでは断片的な感想しか集められない、
というところに起因しているのかもな、と思いました。
(ブログも書く人が少数だと、意見が偏ってるし。あ、僕のことか。)
アンケートに答えてくれたら、ステッカーをプレゼント!とかやれば
収集率が上がるのかなと思いました。


あと、プロによるライブレポはこちらです↓写真入り。
雨女しょこたんが晴天で迎えた【Shoko Nakagawa LV UP LIVE 超☆野音祭】 記念すべきLv.27の幕開けは天をも味方につけた地球規模のライブ!! « Kawaii girl Japan

それではまた9月に。
(アジアツアーも頑張ってください!)

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貪欲会9 に行く (2012/1/22)


早朝の東京駅を降りて、集合場所に到着したのは時間ギリギリだった。係の兄さんに免許証と会員証を見せてバスに乗り込む。決められた集合時間になろうとしているが、バスはまだ空いていて僕は窓側の席に座る。しばらくすると、隣の席よろしいですかと人が来て、いいですよと答え、少々の会話をする。どこから来たんですか?その人は兵庫からだった。この日、北は北海道から南は鹿児島まで、実に広い範囲から人が集まって来ていた。

バスが出発した。実は二日酔い気味だった僕は、前日ろくに寝てもおらず、バスの中で休もうと決めていたのだったが、隣の人と話し始めると会話が弾んだ。初対面でも共通の話題があるというのは強いところだ。係の人から配られた紙は直筆のメッセージやイラストが書かれていて、さすがにコピーだったけれど、嬉しいものですねなどと喋る。ふと車内前方を見ると、セフィロスが入念に銀髪を整えていた。パーキングエリアではトイレでブルース・リーとすれ違い、肩パッドを装着した正体不明の悪役キャラが洗面台で衣装の微調整を行なっていた。片道3時間のバスはあっさりと目的地に到着した。

係の人の誘導に従い、会場のホテルの廊下を歩く。前方には桃色の髪をした魔法少女が僕達と同じ方向に歩いているのが見える。兵庫の人と話す。
最初こういう服を来た人を見たときは凄い違和感を感じましたが、今ではこれを見るとワクワクしてきますね。
広い部屋に通される。真ん中にステージがあり、その周りに椅子が並べられている。周りには承太郎や、その敵キャラであるDIOがいる、エヴァ初号機もいるが、まだ暴走はしていない。その他、女性はまどか☆マギカのキャラクターが目立つ気がする。僕達は予め定められた椅子に着席し、周囲の様子を眺めつつ、時の到来を待つ。

音楽が鳴り、彼女の登場となる。彼女は僕の後方の入り口から走って入場し、ステージに駆け上がった。しょこたん!しょこたんは最初からハイテンションだ。昨日も行われた同イベントでは、テンションが高まりすぎて、登場したと思ったらステージ上をゴロゴロ転がったらしい。カッコいい。さすがに今日はしなかったが、みんなと早口で新年の挨拶などを交わす。僕もハイテンションに引きづられながら、久しぶりだなと感慨にふけっていた。

この貪欲会に最後に僕が参加したのは、もう3年も前のことになるのだ。そんなに経ってしまったのかと思う。自分のブログを読むとリアルに思いだされるのが良い。しかしあれからずっと参加していないというのは、抽選で漏れたか、仕事が忙しかったかのどちらかだろう。悪いことは忘れるように出来ているので、どっちか分からないけれど。

ウォーミングアップとして、みんなでジェットマン体操などをした。ジェットージェットージェットマーン。夏のライブでもやったし、もう慣れたもののはずだがうろ覚えだ。手を足の下にくぐらせる動きがよく分からず、面白くて笑ってしまう。体操が終わるとビンゴ大会が始まった。バスで配られた白紙のビンゴ用紙に、彼女の曲名を埋めておき、iPadのランダム再生でその曲が流れたらマスが埋まるというルールだ。流れる曲にあわせてしょこたんが歌い出したり自由な感じで面白かった。ビンゴの他には、ステージ上に初号機などを上げて踊りまくった。初号機はこんな暴走もするんだと思った。携帯で10秒だけ写真撮って、ブログやツイッターで使ってもいいという撮影タイムもあり、わらわらと撮影。今年はしょこたんのデビュー10周年、FCもよろしくねという趣旨だ。いわゆる流行のステマかもしれない。でも残念ながら、この長文をここまで読んでくれている人は、既に相当減っていると思うけど。(ちなみにまだ半分です)


ニコ生で開発された新しいギャグのポーズ
(iPhone4Sのカメラは優秀で、絵も綺麗だし、10秒間で30枚近く撮れた)

ゲームなどが終了し、しょこたんは退場。我々も場所を移動する。500人が入る宴会場だ。料理と座布団がギリギリに敷き詰められている。広い会場だが、人が多いのだ。定められた座席に座ると、隣にナスが座ってきた。いや、ナスではない、正確には「ナスの形状をした着ぐるみを着ている男性」だ。こんにちは、と話しかけてみた。
それは何のコスプレですか?
「これはコスプレではありません。これは俺です。」
…!!!
そうか、コスプレとは、何かのキャラクターの衣装を来てそのキャラになりきると言うモノなのだろう。このナスはコスプレなどではない。これは単なるコスチュームだ、そう、これはただの「コス」なのだ!さらに話を聞くと、他にレモン等の野菜系をやっている人らしく、僕もブログで見たことある人だった。年齢を聞くと僕とだいたい同じくらいだ。さすがにそろそろ年齢的に世間がキツイっすね、まあ気にせず行きましょうとか話して、盛り上がった。後で聞く所によると、今回の参加者は下は9歳から上は60代までいたらしいので、何だか安心した。

しばらくし、イカ娘のコスプレをしたしょこたんが登場。烏龍茶の乾杯をし、食事&写真撮影タイムへ。昨日のまどかコスだったら原作知ってるんだけど、イカ娘見たことないんだよなと思いながら食事をいただく。係の人が言うには、FC歴5年以上の人はゴールド会員で、ささやかな特典として料理の器が少し豪華とのこと。よく見ると確かに僕の器は他とは違って四角かった。あはは。もう5年もファンやってるのかー、時間が経つのは早いですね、とやはり四角い器のナスの人と話しをする。しょこたんは宴会場の後方に設営された撮影場所へ、前ステージでは中野ライブの映像が流される。このライブは平日に行われたため、僕は当日行けなかったのだが、speedとか、モー娘。とか、松浦亜弥とかを歌っていた。何かすごくいい。少し考えたら、思いっきり世代だわ、僕。ちょうど僕が高校生から大学生の頃の曲だ。心に刺さるモノが有る。ブルーレイ出ないかな。

ライブ映像がある程度流れた後は、まさかの「ファンによるカラオケ大会」が始まった。歌う人おるのかなーと思っていたら、すごい長蛇の列ができていた。しょこたんは相変わらず後方舞台で2ショット撮影を行なっていたが、ファンの歌う歌に反応して、撮影を中断して前の舞台まで歌いながら走ってくるという光景が何度も見られた。歌っているファンの隣で歌ったり、オタ芸を打ったりもする。なるほど、ここで歌って、しょこたんに反応してもらえたら嬉しいね。周りのファンもサイリウムを降るなどして盛り上げている。気が付いたら隣にいたはずのナスがマイクを握っていて、中森明菜のDESIREを歌い始めた。上手い。振り付けも完璧だ。ウケた。男でプリキュア5の曲を歌った人がいて、プリキュアって初めて聴いたけど、こんなにシャウトしてカッコいい曲なのかと思った。家に帰ってから調べたら全然違う曲調で笑った。しょこたんもカバーしていたけど、全く違う歌かと思った。

写真撮影の列は進み、僕がいる列が呼び出された。舞台袖に並び、ナスの人のとなりで順番を待つ。撮影は一瞬だ。彼女と写真を撮ると、係員にさかさかとさばかれていく。あの一瞬に、何か一言伝えられるかな。僕の二日酔いはだいぶ冷めていたけど、睡眠不足からかあまり頭が回らない。シンプルに思っていることを伝えてみよう、と思った。ナスがさばかれ、僕の番になった。

よろしくお願いします、と言って彼女の隣の椅子に座る。彼女と目があう。時間がゆっくりになる。相変わらず大きい、綺麗な目をしているなと思う。カメラの方を向くとすぐにフラッシュが炊かれ、シャッターが降りる音が聞こえる。やはり一瞬で終わった。ライブ、楽しみにしています。立ち上がりながらそう伝えると、彼女は右手を差し出してくれた。僕も右手を差し出す。「今年はライブたくさんやるよ。」そう言いながら僕の手を優しく握ってくれる。柔らかく、小さな手だ。本当ですか?と言うと、「うん!」とにこやかに返してくれる。たくさん行きます!と言いながら僕はお辞儀をし、係員からポラロイドの写真を受け取り、ステージからさばかれる。
※当初、会話部分はブランクにしていましたが、すべてのライブが終わったため記入しました。

僕がこれまでに握手をしたことのある有名人は他に2人いる。1人目は10年前に新宿紀伊国屋で作家の村上龍さんと。サイン会に並び、本にその場でサインしてもらった。村上さんの手は大きくて分厚くて、低く渋い声も相まって野獣のような印章さえ受けた。少し話した末、「頑張って」とか言われ、僕も頑張って野獣になるべきなのだろうか、と少し困惑した記憶がある。2人目は8年前に成田空港で格闘家の美濃輪育久(ミノワマン)選手と。僕は単身ボリビアへ向かう所で、両替所付近で彼を発見し、声を掛けて握手をしてもらった。美濃輪選手はちょうど前日にヴァンダレイ・シウバにKOされたばかりだったためか、ぼんやりした感じで、出発する飛行機の呼び出しに急いで走りだしたが、格闘家の手はやはり厚く、握手をしただけで全身の筋肉の存在が意識された。

しょこたんとの握手は、柔らかくて暖かくて、優しさを感じる握手だった。

全員との写真撮影が終わり、しょこたんが前方ステージに戻ってきた。リクエストに答えて歌う。毎回、聴くたびに歌が上達しているなと思う。素晴らしい。普段聞かないような歌も歌った。ロックな曲をやろうと言って、リクエストを募る。誰かがフライングヒューマノイド!と叫び、僕もハッとして、同じ単語を叫んだ。叫ばないと前まで声が届かなかったので、全力で。この曲は幕張ライブの最初の曲だ。僕は仕事のため現地に行けず、後日ブルーレイでしか見られなかったが、一発でこの曲が好きになった。前奏が鳴り、しょこたんが舞台中央の少し低くなった坂を駆け上がりながら登場するそのシーンを僕は巻き戻して何度観ただろうか。あの場面はとても魅力的で、そこで何が起こっていたのか、考えさせられる。

プレゼントじゃんけんなども含めすべての出し物が終了し、何度も手を振りながら、しょこたんが舞台袖に消えた。終わった。やれやれ色々あったけどスリリングな一日だったぜと言ってバスに乗り込む。手を振ってバスを見送ってくれるしょこたんに男みんなで手を振り、高速へ乗って都内へ。兵庫の人は徹夜で車を運転して帰るらしい。家に着くまでが貪欲会、気をつけて帰って下さいと伝える。そして僕の貪欲会はこの文章を書き終えて終了した。

みなさまお疲れ様でした。

このブログのカテゴリ → しょこたん

あ、3DSのすれ違いに失敗したことだけが心残りです。
しょこたんのDSの隣に置いたのに受信しない。任天堂が初めて憎く思えた(笑)。

追記:後日モンハンをやってみたら、しょこたんのカードが来ていました。嬉しいです。
やっぱりMiiはダメだったけど。

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しょこたんの夏のコンサートに行ってきた話

いろいろあったので書くのがとても遅くなってしまいました。

8月5日(金)。
平日だったけれど会社を休んで、NHKホールへ行ってきました。

座席はだいたい10列目。ヌンチャクをゲットするにはいい席だと思いました。
(が、ピンクヌンチャクは投げられませんでした。生産終了でしたっけ?)
5列ほど前には「なめこ」のコスプレをした女性がいます。
前の列の右側には、露出が気になる、殆ど下着かと思えるような衣装をした女性たちがいます。
隣の席はスーツ姿の男性二人組でした。
相変わらずのごった煮感で、不思議と気持ちが盛り上がってきます。

暗くなった会場におはやしの様な音楽が流れ始め、会場は大盛り上がり。
夏祭りっぽいなーと思っているところで、しょこたんが華麗に登場しました。
毎度のことだけれども、登場シーンがとてもいいんですね。
会場全体が1つに高まっていく感じと、演出がとてもいい。
(4月のZEPP東京は静かに始まりましたね。)

今回のコンサートはこれまでのコンサートと変わっていて、
(というふうに「これまでのコンサート」を語り始める僕は誰だろうという気がするが)
より演出に重点がおかれているような感じがしました。
夏祭りというテーマを全面に出した曲のアレンジ、アンケートに答えるトークコーナーなど。
ラプンツェルパートでは会場みんなに事前に道具を配っておいて、
映画の中にある、ランタンが浮かび上がるシーンを再現しました。
あれは綺麗でしたねえ。

ロックパートの盛り上がり、やっぱりすごかったです。
4月にこれを観てから、また来ようと思っていたのですが、あの時の感じは正解でした。
ギターのアンジェロさんがすげーかっこ良かったです。
最後のメンバー紹介で、僕は「アンジェロー!」と3回叫びました。(自分、若いわね。。)
あと、ドラムのツーバスの力強さが素晴らしい。
しょこたんの網タイツ、パツンパツンだったのは僕の席からも見えましたよ。

アンコールの2曲目は「戦隊メドレー」でした。しかも昭和編。
笑いました。
会場はみんな、( ゚д゚)ポカーン としていましたが、僕は変に興奮して何やら叫びました。
ジェットマン体操は予習済みだったので、それだけは何とか付いて行っている僕がいました。
ていうか僕、ジェットマンもリアルタイムで観たことないと思うんですけど。
サンバルカンはすごい歌詞でした。
いちたーすにーたす、いちたすにーたす、さんばるかーん!

サインボールを投げ終わった後、しょこたんは蝉の抜け殻を会場に投げまくっていました。
質量に乏しいそれは、彼女の手を離れた位置からほとんど真下にひらひらと落ちて行きました。
最終的には、目に止まったファンを舞台近くまで呼び寄せ、髪の毛に抜け殻をつけてあげていました。
しょこたんに直接付けてもらえるのです。
嬉しいような感じがしますね!

そんなこんなでコンサートは全体で3時間を超えました。
すごいボリュームでした。
僕にとって初めてのNHKホールは、素敵な空間だなって思いました。
不思議な元気がでたよ。

帰りに一蘭を食べて、新宿で特急を待っていると、前に並んだ少女2人と、
後ろに並んだ少年1人がどうやら同じライブ帰りのようでした。
少女はツアーTシャツを着用し、少年はツアー袋を手にしていました。
うわー、なっかまー。
僕はカバンに隠したピンクのサイリウムを手に取りました。
それはまだぼんやりとした光を放っていました。

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2011年4月23日 パワーオブミュージック 横浜BLITZ

今日のライブの出演者は、ふかわりょう、中川翔子、RAGFAIRなどである。
ふかわさんは大学のサークルの先輩だ。
年が離れているため同時期に活動したことはないが、
僕が在学中に学園祭に来てくれたことがある。
学園祭では少しの時間だけれども一緒に演奏してもくれ、良い思い出となっている。
また最近では、ROKETMANとして、iTunesで1位を取ったということで、
今日はどんな音楽をやるのだろうなと興味深々であった。

開演時間を過ぎ、整理番号順に開場に入る。
チケットを切っている美しいお姉さんに、「お目当ては?」と聞かれた。
お目当てって何だろう?と思ったが、机の上にアーティストごとの名前が書かれた
紙コップが並んでいた。
なるほどと思い、「ふかわさん」と答えようかと一瞬迷ったが、
「しょこたん!」と力強く宣言した。
お姉さんも、「しょこたん」とニコリと笑い、僕の切り取られたチケットの
断片を中川翔子と書かれた紙コップにすっと入れた。
これでいいのだ。もう、入場前の時点で僕は解放されていた。
そう、僕はしょこたんを観に来たのだ。
コップの中身は、その時点ではしょこたんに入っているチケットが一番多いように見えた。

開場はオールスタンディングのライブハウスだ。
僕が入ったころはまだ前のほうが空いていたので、だいたい5列目位の場所に付ける。
ステージとの距離は5メートルほどで、かなり近い。
いいねーいいねーと一人で盛り上がる。
すでにステージにはDJらしき人がいて、暗くて良く見えないが、髪の長い男性だ。
ふかわさんかなと思った。
それは、ふかわさんだった。DJをしながら時折トークを交え、
開場から開演までの開場を温めていた。
みんなの手拍子を煽り、トークも独特で、やはり面白い方だ。
雨風で冷えた体が暖かくなって来た。

時間になり、公演が始まった。
最初の出演は、男性アイドルユニットだった。
ここに来なければ一生、男性アイドルユニットを生で見る機会はなかっただろう。
僕は、貴重な体験をした。生だからこそ伝わる、生々しい物を感じ取った。
TVなどでキャーという叫び声が聞こえるのは、演出という訳ではないらしい。

次はラグフェアーの出番だ。
一緒に手拍子をして盛り上がった。アカペラでは開場の手拍子も楽器になる。
プロのアカペラを生で聴くのは初めてだった。ボイスパーカッションがポイントだなと思った。
ビートルズのナンバーは、かなり体が温まった。ビートルズはいいな。
トークの中では、メンバーの一人が泊り込みで被災地に行き、
泥を取り除く作業などをしたという話も出た。
とにかく人手が足りないのですと訴えていた。また時間が出来たら、現地に入るとのことだ。
この日は全体を通して被災地支援のトークがメイン。
みんな真剣だと思った。出来ることをやって支援するということしかない。

しょこたんの出番が来た。
彼女が登場すると、開場はこれまでで一番湧き上がった。
男性ファンばかりではない、むしろ女性ファンの声が目立つ。
いつの間にか多くの人が、手にサイリウム(ケミカルライト)を持っている。
あーやはりか、持ってくるべきだったか、と思った。
サイリウムはしょこたんライブでの殆ど必須アイテムと言ってもいいかもしれない。
曲ごとにみんなで振りを合わせ、光のじゅうたんを形作るのだ。
今日は流石に全員がサイリウムを手にしている訳ではなかったが、
その動きは完全に追行されていた。
僕は何も持っていなかった。
僕の左右の人は特別しょこたんファンという訳でもないようで、普通の手拍子をしていた。
僕はサイリウムの動きを素手で再現するのはいかがなものかと幾分躊躇したが、
現状で出来ることは何かを考えると、ひとまず拳を振ることしかない。
出来ることをやることが大切なのである。
そうしてしばらく拳を振り続けると、何のためらいもなくなってきた。
ステージは近い。これだけの近い距離で彼女のライブを観るのは初めてかもしれない。
僕は精一杯の拳を天に突き出した。

しょこたんはもう自分の型を持っているように見える。
最初に登場した男性アイドルユニットのメンバーは、
ステージ経験がまだあまりなく緊張する、としゃべっていたが、
対比して見るに、彼女はかなりステージ慣れしているのだなと思った。
勢い良く、颯爽と登場し、しっかりとステージをこなす。
観客を盛り上げる方法も分かっているように見える。

しょこたんの出番が終わったあとも、イベントは続いた。
ふかわさんのプレイは開演までの時間だけでなく、終盤にも繰り広げられた。
ふかわさんはアカペラや弾き語りの時以外は殆どステージ後方の機材の前にいて音の調節していて、
単独でのプレイは舞台がまだ暗かったオープニング以来だ。
ふかわさんのプレイで、会場全体が盛り上がっていた。
みんなの体が揺れている。ふかわさんが揺らしているのだ。
さすがスター。さすがラテ研の先輩。
僕の体からは汗が吹き出していた。

この講演の最後には、出演者全員がステージ出てきて、震災後にふかわさんが作った歌を歌った。
歌詞はラララーだけなのでみんなで歌いましょうということで、観客である僕達も歌った。
歌いながら、何度かしょこたんと目があった気がする。それも一瞬ではなく、数秒だ。
おそらく気のせいだろう。
実際はそのあたりをぼーっと見ていただけなのだろうと思う。
しかし、その時「だいたいこちらの方を見ている」と思われたのだ。
ふと、僕は何の準備もしていないことに気がついた。
まず、彼女と目が合うということを全く想定していなかった。
想像してほしい。僕は、正直、少し混乱した。
そして、自分には何の芸もないことに気がつく。
両手にサイリウムを装備した猛者は、光のぐるぐるを作って信号を送ったかもしれない。
またある者は、戦隊ヒーローの変身ポーズをしたかもしれない。
僕はただ、そちらの方向を眺めていただけだった。

イベントが終わった。
音楽の力をまた確かめられた、良いイベントだった。
全体的にふかわさんがコーディネートしているような感じで、とても良い雰囲気だった。
また一段、心が落ち着いたと思う。
さて、自分はもう充分元気になったし、また被災地支援をしようかなと思った。

疲れがあり、ポケーっと退場の流れに乗っていたら開場の外に出てしまっていて、
あれ?募金をやり過ごしてしまったか?と思ったんだけど、やっぱりやり過ごしていた。
帰宅後、ウェブをチェックすると記事を発見した。
終演後の募金に出演者が出ていたようだ。
その場で募金したかったのだが、残念だ。

募金箱に入れられなかった僕は、またしても電子の力で送金することにした。
今月は僕が行ったことのある町、
ふかわ先輩も学生時代に行ったことがあるかもしれない、あの町へ。

それでは今日はこのへんで。
またねー。

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Zepp東京ライブ感想2

中川翔子さんのライブを観て、ちょっと元気になった気分だったのだけれど、
今日の大きな地震で気分がまた落ちてしまった。
もうこれ以上、揺れないでほしい。

気持ちが揺れている。
短期的に見ても、長期的に見ても、日本は厳しいと思う。
短期的には今回の震災があり、長期的にはやはり少子高齢化が問題かな。
また、毎年のように起こっているM7クラスの地震が、
またどこか別の原発付近で起こってしまったら、どうなるのだろう。
などと考えて、また不安になってしまう。

はぁー。

と、ちょっと気がついた。
今頃気がついたというのは、相当に心の余裕がなかったんだな。自分が情けない。

あのライブをやった人たちはもっと大変な思いで、自ら勇気を出して、
みんなを元気づけようと決心して、ライブを行ったんだろうなと、思った。
いろいろなプレッシャーがあっただろうな。
ファンの人で直接被災した方もいるだろう。
しょこたんはライブで「今日、来られなかった人もいます」というようなことを言っていたけれど。
そういった人たちを知っているしょこたんの心の負担も相当なものだっただろうな。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。と伝えたいです。

昨日のブログを一部修正しました。

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Shoko Zepp Tokyo

2011年4月9日 Zepp東京で行われた中川翔子さんのライブに行った。

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午前中にジムに行き、昨年来の壁であったベンチプレス60kg10回3セットを達成。小さいことだが、個人的な目標を達成することは嬉しいことだ。

昼ごはんを食べて、時間通りに電車に乗り、まずは渋谷で散髪をする。地震が起こってから、都内に出たのは初めてだった。渋谷の街もなんとなく以前とは違っていて、昼間なのにどこか薄暗いような印象をうける。

美容師さんとも震災当日の話をした。当日の渋谷では家に帰れなくて、ホテルにも泊まれなくて、居酒屋のようなお店に泊まった人が大勢いるとか、夏には都内でも停電が行われるだろうから、今のうちから節電したりして慣れておかなければとか、そういう話をする。電車を廃止してSLにしたらどうですかねー。いやーうるさいし、煙がひどいし。特に地下鉄では止めておいた方がいいでしょう。など冗談も話した。しかし、被災地や原発のことは話題に上がらなかった。

Zepp東京へ向かう。山手線を乗り換えると、電車は空いている。お台場は前に来た時よりもずっと人が少なかった。車の展示場が近くにあるのだけれど、ほとんど人がいなかった。普段多く生息すると思われるカッポー(カップルのこと)もあまり見かけない。親子連れがいて、子どもが柱の陰に隠れたり、追いかけっこしたりして遊んでいた。無邪気な子どもが微笑ましかった。

ちょっと道に迷っていたら、Zepp東京の前に着いたときには開場時間を過ぎてしまっていた。コスプレをした方々はまだ多く外にいたが、主力部隊(気合の入った衣装を着て、集団で写真を撮り合ったりしている方々)はもう既に会場内に入ってしまったのかもしれない。ちょっと損をしたような気分になる。以前はコスプレにドキドキしてしまっていたが、今ではもう平気だ。コスプレを平然と受け入れられる精神は、これまでの経験の積み重ねによって鍛えられたものである。コスプレ見学も程々に、開場に入ることにした。

席は前から20列目くらいの、ちょうど1段上がった辺り。ステージからは20〜30メートル位離れているから、演者の細かい表情の確認は難しいが、前は通路だし、少しだけ高さがあるので、前方を見渡すことが出来る良席。しょこたんライブは毎回良席のような気がする。幸運に感謝。

BGMが消え、照明が落ち、暗いステージをバンドメンバーが定位置に向かう姿が見える。続いてスポットライトに照らされて、ステージの裾から、しょこたんが登場した。今までのしょこたんライブとは違って、ステージの下から突然登場したりはしなかった。ステージの中央で一礼をしたと思うと、そのまま歌い始めた。静かなバラードでライブが始まった。

このライブツアーは、震災が起きてから、サブタイトルを変更している。「今こそ団結!笑顔の輪」というものだ。仙台で行われる予定だった公演は延期となっている。事前の打ち合わせで、NGワードと決まっているのかもしれない。しょこたんは「地震」「津波」「原発」というような単語を口にすることはなかった。震災について直接語ることはなかった。それらは非常にセンシティブな問題であり、このライブ開場でしょこたんが口にするべき話でもない。もしかしたら、この大変な時期にライブなんてやっていいのか、と言う人もいるかもしれない。そういった人がいる可能性も汲みつつ、主催者側はライブをやっているし、僕達も観に来ている。観る前は僕も少し迷いがあったが、ライブを観た今なら言える、やった方がいい。大変だろうけれど、ぜひやった方がいいと思う。

ピンクのサイリウムがライブハウスを包み込んでいた。ハードなナンバーは歌われなかった。すべてが静かめの曲というような選曲ではなかったが、今日はいつもより控えめに行われるのかもしれない、仕方のないことだ、と思った。音楽はやっぱり落ち着くものだな。ライブはいいな、暖かいな。そう思った辺りで、スイッチが入った。

しょこたんが衣装チェンジのために舞台から姿を消した。その間を持たせるために、バンドは演奏を続ける。よくある光景だが、演奏の様子がいつもと違う。あれ?今日はツインギターなんだと、ここで気付く。バンドの構成を確認すると、ギター2人、ベース、ドラム、キーボード、だった。いつもより人数が多い。気がつくと2人のギターはギュンギュンと唸りを上げ、ドラムはハードなキックを刻み始めている。僕の目が急激に覚め始めたように感じた。かっこいい。非常にかっこいい演奏だ。血液が熱くなってきたのを感じる。そして、しょこたんが新しい衣装で登場して、次の曲が始まった。なんとそれが、XJAPANのサディスティック・デザイアだった!というのは、ドラムのイントロだけで、イントロ以外はちゃんとしょこたんの曲に戻ったのだけれど、僕はもう、2秒で「入って」しまっていた。これがイントロ・クイズであったら僕は即効で回答ボタンを連打し、司会者に促される前に答えていたであろう。

約15年前、僕は中学生だった。初めて自分でチケットを取ったライブが、大ファンだったXJAPANの東京ドーム公演で、悪い友達と2人で田舎からドキドキしながら東京に出てきて、2人でYOSHIKIー!と叫んだり、5万人の観客全員でエックスジャンプをしたものだった。15年経った今、激しいツーバスに打ち鳴らされて、その時の感覚が完全にフォールバックしてきた。簡単に言うと、ハイになった。

赤いライトに照らされて、しょこたんもハイになっていた。片足をモニターに乗せ、前かがみになって布のようなものをぶんぶん回しながら歌った。可愛さとかっこよさが高純度で融合していた。これはXJAPANでは出ない。この瞬間、現実が僕の記憶を超えたような気がした。そして会場全体が手に持った何かをぶん回していた。約1000人の観客全員が赤く、熱くなっているのを感じた。熱い。こんな空間がかつて確かにあったのだ、そして今ここにも存在している。

しょこたんは、「飛べ飛べ飛べ!」と言っていたような気がする。「回せー!」と叫んだ気がする。僕はもはや興奮しすぎて、正直よく覚えていない。終演後、近くで話していた女の子たちが言うには「カッコ良すぎて、まともに観ていられなかった」。可愛い振り付けの曲もやり、一方でハードな曲もこなすのだから、針が振れるわけだ。

激しいパートが一段落すると、空からハートが降ってきた。中盤はハードで来て、最後はハートが飛んできた。それらが無理なく共存できてしまうのが、本当にすごいと思った。僕はひらひらと飛行するハートを、しっかりとキャッチした。

終盤になり、いつもの事だが、しょこたんのブログ用の写真を開場のみんなで撮った。いつもと違ったのは、しょこたんが、隣の席の人と手を繋ぎましょうと言ったこと。照れくさかったが、となりのコスプレした方と手を繋いで、一緒に写った。汗ばんだ手をつなぎ合わせると、連帯感のようなものを感じた。

どんなライブでも、ライブをやったことで失われた物理的なものが戻るということはない。でも、ライブは希望になると思う。少なくとも僕は元気づけられた。

これまで、3月11日以前の様々なものが、いま現在と繋がっていないような気がしていたのだけれど、今回のライブで、体験として、改めて繋ぎ直すことが出来た。(これはXJAPANを連想した僕だけに限らないと想像する。) 過去の情熱を思い出させてくれた。あの時は悪くなかった。これからも少しは良くなるかもしれない。根拠は全くないし、冷静になれば、厳しい理由もいろいろ挙げられる。だけれど、希望を持てるような気がする。またやれるだけ頑張ってみようと思う。

ただ、直接の被害を受けた(今も受け続けている)方々に対して、何が出来るのか、これからどうして行けばいいのか。その問題と回答はこことは別の所にあるのかもしれない。僕がライブに行って、こうしてライブレポを書いてもなんの解決にもならない。僕に何が出来るのか。僕は今後ももちろん考えていきたいし、できるだけの助けになりたいと願っている。ひとまず、また募金して、大いに働こうと思う。社会の仕組みについても考えて、よい方向へ向かうように、行動して行った方がいいのだろうな。

最後に、しょこたんを初めとする関係者の方々へ。
大変な時期にライブをやるという判断は、経営云々よりも、個人的な決断が必要だったと思います。この状況で、自分たちが元気を発していこうと決意し、決行したのですね。
元気をもらいました。ありがとうございました。

Img_1997


P.S. XJAPANの件は興奮した僕の思い違いかもしれません。でもとても楽しかったです。
ドラムの人、最高。
その後、ツイッターで同じことを思っている人を発見しました。どうやら幻ではなかったのかも。

(この文章は後日ちょっとずつ修正いれています。)

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